ちくまプリマー新書<br> 子どもたちに語る 日中二千年史

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ちくまプリマー新書
子どもたちに語る 日中二千年史

  • 著者名:小島毅【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 筑摩書房(2020/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480683700

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内容説明

私たちは何者なのか――。日本の歩みは、いつの時代も世界的大国・中国の圧倒的な影響下にあった。両国の長きにわたる複雑な関係性を通して見ることで、歴史の本当のありようが浮かび上がる。国家の誕生から東アジアの覇権を争った近現代まで、一気に駆け抜け、やさしく愉快に説き明かす。

目次

はじめに──日本史を世界史の中で考えるということ
第1章 国家の誕生
1 中国文明とは何か
2 中国古代統一国家の成立
3 倭国の登場
4 律令国家と中国
5 遣唐使
第2章 唐風と宋風──平安時代・鎌倉時代
1 遣唐使時代の終わりとその後の東アジア
2 唐風と国風
3 唐宋変革
4 五山文化の時代
第3章 朝貢から進攻へ──室町・織豊時代
1 朝貢冊封体制の理念
2 明の登場と朝貢外交の復活
3 室町時代の五山文化
4 寧波の時代
5 寧波の乱
6 戦国時代の歴史的意義
7 「せめぎあう海」の時代
8 銀の時代
9 茶の湯のはじまり
10 政府間関係の推移のまとめ
第4章 狭い窓口、深い関心──江戸時代
1 武家政権とその長の名称のこと
2 海禁の時代へ
3 華夷変態
4 長崎と宇治の中国文化
5 漢文読み書きの普及
6 笑いの文化
7 中国観の変化
第5章 あこがれから軽へ──近現代
1 近世東アジア海域の三つの類型
2 教育勅語の思想背景
3 清から中華民国へ
4 「中国の人たちには心を入れかえてもらいたい」
5 相手によかれと思う行動の危うさ
6 中国に対する二重のイメージ
7 日本の敗戦と戦後
8 日中関係の現状と課題
参考文献
あとがき