ちくま新書<br> 韓国 現地からの報告 ──セウォル号事件から文在寅政権まで

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ちくま新書
韓国 現地からの報告 ──セウォル号事件から文在寅政権まで

  • 著者名:伊東順子【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 筑摩書房(2020/03発売)
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内容説明

セウォル号事件、朴槿恵退陣を求める巨大デモ、悪化する日韓関係、文在寅政権下の分断……そのとき、韓国では何が起こっていたのか? 人びとは何を思い、考えていたのか? 二〇一四~二〇年はじめまでに起こった出来事のほか、過度の競争を強いる教育制度、軍隊生活や不動産階級社会の実際、日韓をつなぐ人や物など、さまざまな物事を現地から報告する。メディアにはあらわれない韓国の人々の本音、日々のつぶやきを聞き取り、思考するための一冊。

目次

はじめに
第1章 不信──セウォル号事件2014~15
1 船長や船員は何故さっさと逃げたのか
2 「まさに韓国的」なのか、「日本も同じ」なのか
3 大統領の謝罪、「ごめんなさい」と「キリキリ文化」
4 「こんな国は捨ててやる」、愛国者たちの悲しみ
5 分裂する韓国社会
6 真ん中の人は沈黙するのか、吸収されるのか
7 セウォル号事故から一年、韓国社会の苦悩
第2章 政変──政治参加する人びと2016~17
1 朴大統領への巨大な怒り、しかし謎は残る
2 朴疑惑、メディアは前から知っていた?
3 辞めない朴大統領と「謹弔・民主主義」
4 韓国の超大型デモを日本人は誤解している?──「韓国の政変」から学ぶべきこと
5 韓国人の強さと寛容さを知っているか
6 朴槿恵氏の罷免──国民勝利の喜び、そして嘆き
7 文在寅大統領の不思議
第3章 歓喜から混乱へ──文政権のジレンマ2018~20
1 前政権を清算する新政権──「日韓慰安婦合意」の誠実な履行のために
2 なんと検察から! 韓国の#Me Too──緊張する政界財界マスコミ業界
3 朝鮮半島の安定と韓国軍に入隊した日本人の息子
4 徴用工判決、沈黙の韓国大統領と一般の韓国人の反応
5 お蔵入りになった「慰安婦問題」のミュージカル
6 韓国政府の「沈黙」と日本政府の「報復」──徴用工問題と輸出管理強化
7 「ホワイト国からの除外」の衝撃──広がる〈反日〉運動
8 優しすぎる韓国人、日本批判一色の光州で
9 「曺国事態」をめぐる韓国の「分裂」の現在地
10 映画『パラサイト 半地下の家族』と不動産階級社会
第4章 韓国の教育現場から──日韓どちらが生きづらい?
1 韓国の学校で学ぶ、日本人の子供たち
2 教科書の中の「慰安婦問題」
3 愛国心のシンボルとしての「独島」
4 韓国の中高生の塾代は?──教育格差の現場
5 日韓の若者、どっちが生きづらい?
6 韓国の「学生人権条例」──茶髪もミニスカートも自由になった
7 かわいそうなのは韓国の若者だけだろうか?
8 韓国の大学受験「七割が推薦」?! 拡大する教育格差
第5章 旅、友だち、それぞれの日韓
1 松山ではヘイトスピーチがありますか?──ある「親日派」の息子
2 韓流観光の教訓──「寒流」とキーセン観光
3 韓国人が愛した南阿蘇鉄道のこと──熊本地震に思う、九州と韓国の特別な関係
4 再び日本ブーム?
5 なぜ日本語学習者が急増したか
6 大杉漣さんが見ていた美しいソウルの空
7 嫌韓疲れと『中くらいの友だち』──対立を砕き、共感の欠片を集めよう
8 『82年生まれ、キム・ジヨン』と柳川のさげもん
9 日韓をつないで五〇年、関釜フェリーは今
おわりに