新・帝国主義の時代 左巻 情勢分析篇

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新・帝国主義の時代 左巻 情勢分析篇

  • 著者名:佐藤優【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 中央公論新社(2020/02発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120044854

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内容説明

国際社会は弱肉強食の「新・帝国主義」の時代に入った――。左巻では、自国の利益極大化をはかる米中露など各国の動きを分析し、日本人と日本国家が生き残るための戦略を示す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

23
★★★☆☆かなり佐藤優先生の本は読んでいるので、かぶっている話がかなりあった、しかし、佐藤優先生の本を読んだことない人にはオススメ2016/07/30

壱萬弐仟縁

12
2009年初出。帝国主義とは、他国からの搾取と収奪を強め、生き残り、発展しようとする大国本能に基づく(6頁)。河上肇は品格ある帝国主義を志向。ロイド・ジョージを絶賛した(50頁~)。河上は戦闘的平和主張者を称揚(53頁)。資本主義には断絶としての恐慌がある(74頁~)。佐藤先生はTPPを支持しているのは残念(112頁)。本屋で中野剛志氏の新書が2冊出ていたので余計に。「官僚自身、自らが社会から収奪しているという自己意識をもたない」(311頁)。無駄だらけの予算、税金が無尽蔵に使えると勘違いしている。血税。2013/06/21

非日常口

6
フラット化、グローバル化などもてはやされてはいるが、それは帝国主義である。レーニンの解釈から始まる本書は歴史的な動向を踏まえ繰り返される富裕と防衛の関係を現在に読み解いていく思考の教科書と言える。日本と世界を取り巻く問題や沖縄、ロシア、中国、韓国、資源など、一人ひとりが考えていくうえで様々な示唆に富む。ネットやビックデータ、グローバル企業の製品に縛られる我々は世界に通底する新帝国主義の動向に組み込まれている。情報を精査し、議論するための基礎教養を付け、カテゴリーを超えた他人と話す時期に来ていると思う。2013/04/02

Happy Like a Honeybee

2
移民が少なく、経済状態が良い時は寛容の精神が生まれる。 移民が増加し、経済状態が悪ければ移民は脅威とされ社会的軋轢が生じる可能性。 日中戦争期、中国に展開した日本軍は自ら作戦計画を立てて自ら評価した。 その場合、自らの評価は成功か大成功にしかならない。 日本陸軍による成功と大成功の集積が太平洋戦争の敗北へとつながったことを忘れてはならない2014/11/02

Ted

2
'13年3月刊。○『中央公論』に'09年頃から発表したものに加筆した本なので既読の内容も多かったが、著者の作品は読む度に新たな発見があるのでタメになる。2013/09/26

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