内容説明
現代の諸相の奥に潜む真実を抉るエッセイ集――さまざまなメディアに取り巻かれ、その情報によって客体化された世界に生きる、われわれ。メディア時代の大衆は、実物よりメディアにより複製化された虚像の方に事実を感ずる感受性を持つ。『東京漂流』で大きな反響を呼んだ著者が、内視鏡を巧みに操るように、現代の諸相の内奥に潜む「真実」を、鋭い感性で抉る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
toshokan-no-hito
1
藤原新也は私が現在あることに大きなきっかけを提示してくれた人である。藤原新也の文章は私の心を揺さぶるんだよ。高校生の頃、わけもわからず読みふけっていたことを思い出す。その頃の私に言いたい。まあその選択はさほど間違ってはいなかったね。2013/04/30
ochazukemask
1
著者は私がなりたいオヤジ像の一人である藤原新也氏。 20年以上前に発行された作品だが、色々な雑誌に寄稿した数多くのエッセイをまとめた、著者としては初のエッセイ集。 その為、テーマや時代背景が一冊の「幻世」という本の中でも移ろって行くのを感じる。知識や興味の範囲が実に広く、クレバーで多彩な人物だと憧れる。地に足のついた思考をする一方で、全くバイアスのない無邪気な子供のような発想をしたりする。幾つもの相反する性質を連想させる。定住と漂泊、執着と無頓着、冷笑と晴朗、貴と卑、年寄と青年。彼の中に聖なる俗人を見た。2013/03/02
カネコ
1
○2011/06/12
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