内容説明
「そもそも、だれに相談すればいいのか」「認知症を告知すべきか」「ケアはどうする?」「介護職とどう付き合う?」など、介護者の疑問に介護のカリスマと介護家族が応えます。介護に悩んでいる家族も、現場で日々、奮闘している介護職も必携の1冊!
【目次】
●序にかえて 家族のケアと介護職のケア(三好春樹)
●第一部 認知症を生き切るということ(多賀洋子)
●第二部 介護職はどう認知症をケアするのか(三好春樹)
●対談 家族と介護職にできること(三好春樹×多賀洋子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へロム
45
アルツハイマー型認知症のご主人を介護した多賀洋子氏の実録と、介護現場から認知症のケアについて三好春樹氏が書かれたものです。多賀洋子氏が「暗黒の三年」と表現した認知症発症初期から、進行していく中での葛藤、そして看取りまでの介護状況が詳しく書かれており、これを読むと認知症介護の疑似体験ができます。本のタイトルである「楽になる」という言葉は、介護そのものが楽になると言うことではなく、認知症の人に対する気持ちの持ち方が楽になると言うことだと思います。一読の価値は充分あります。【図書館本】2016/02/19
ひろえいおう
1
目頭があつくなりました。2015/08/15
ユウユウ
0
おすすめできると感じました。
コメ
0
夫婦間の深い愛情が感じられる体験記でした。私も夫にこんな風に介護することができるか考えさせられました。2020/09/11
dokulogue1
0
図書館本。色々と思わせる。このように考える人と、医学として研究し続ける人の両方がいて欲しいと思う。介護について言えることは、やはり平たく言って壮絶であるということ。体験記が含まれており語られているが、それは介護における救いでもあり一方でその方の人間性の高さ、そして介護を通じてその人間性はさらに高みに昇ったように見える。そんな素晴らしい人間になれない人は何にすがるのか。私はどうだろうかとぼんやりと思う。2019/09/24