内容説明
人と食事をすることに健全でない不安や恐怖を感じ、生活に支障をきたす状態を「会食恐怖症」と呼ぶ。周囲に理解されることが少ない一方で、対人関係や仕事上の困難など、QOL(人生の質)を大きく下げる。著者自身、かつて会食恐怖症に苦しんだ当事者であり、克服後は支援活動を通じ、延べ3,000人以上をサポート。本書はワーク形式を多く取り入れ、自分の力で会食恐怖症を学び、克服に取り組めるよう工夫されたハンドブックである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MasakiZACKY
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会食恐怖症の当事者です。この症状の存在自体についての情報はかなり広まってきたものの、克服に向けた体系的な情報は少なく、その書籍というのはとてもありがたい。すごいこと。決して「克服=いかに完食するか」という内容ではなく、まずその考え方から転換させてくれる。全体として、会食恐怖症に限らず、生活全体の質を上げるものが多く、誰が読んでもいい。ワークもしっかり取り組みました。ワークをやってこそなので、読んで満足せず、継続して実践していきたい。薬も飲んでますが、こういう、認知行動療法によるアプローチも必要だなと。2021/09/19
シュウヘイ
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実践するために色々取り組む 不安をそのまま感じてみる2021/03/06