人生100年時代を生き抜く子を育てる! 個別最適化の教育

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人生100年時代を生き抜く子を育てる! 個別最適化の教育

  • 著者名:西川純
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 学陽書房(2020/02発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784313653887

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内容説明

文科省・経産省それぞれが2019年年6月25日に発表した教育政策で、重なるキーワードとして登場した学びの「個別最適化」。それはいったい何なのか? 

これから人生100年時代に突入し、AIと共存し、あらゆる情報が瞬時に手に入り、人間の仕事の価値が問われていくなかで、幸せに生き抜く子どもを育てる鍵がそこにある!

目次

まえがき

第1章 いま求められている個別最適化された教育!

これまでの教育では乗り越えられない時代が始まる!
Society5.0とはどんな社会なのか?
これからの社会はこう変わる
個別最適化された教育
早期の職業選択がしにくい日本の教育
「基礎的・基本的学力」の幻想を捨てよう

公教育という巨大組織の呪縛から逃れられる場所とは
破壊的イノベーションこそが真の改革となる
保護者や子どもたちの選択が新しい教育を生み出していく
通信制の特例による自由
学校の破壊的イノベーションとは?
カウントダウンは始まっている

第2章 今日から学校現場で可能な個別最適化の教育!

公立の学校現場で可能な個別最適化とはどういう教育か?
ホモサピエンスの自然な教育・学習とは
人類にとって特異な「学校教育」という教育
明治当初とまるで違う現在の日本
いまの時代ならば個別最適化が可能
『学び合い』という個別最適化を目指せる教育
『学び合い』の導入初期の授業イメージ
教育における理論と実践の関係
膨大な学術データ、実践データ

「一人も見捨てない」という方針が学びを活性化する
本能の限界を超えるための教育
『学び合い』の定着の過程
人がつながりあえばすごいことができる

『学び合い』で大丈夫なのか?
患者は病気を治せない?
教えることと、わかることについての誤解

「子ども集団は有能である」ことを信頼するのが最大のカギとなる
学力を上げるには
『学び合い』で子どもはサボらないのか?

第3章 こうすれば実現できる個別最適化の学び

『学び合い』でできる目標の個別最適化
教師の裁量権で個別最適化は可能です
子どもたちによる目標の最適化
子どもたち主体の授業研究会

評価の個別最適化も実現できる
単元を任せる
『学び合い』はロスを削減できる
新任教師の「ありえない」実践上の悩み
自分たちで基準をつくる子どもたち

子どもたちが生み出す関係の個別最適化
任せれば目的に合ったグループをつくる
関係のオンオフは子どもに任せるべき
素晴らしい小さなコーディネーター

一人ひとりが見いだす学びの方法の個別最適化
多様な方法が開かれている大事さ
ノートのまとめ方も任せるとうまくいく
ICTの使い方も子どもに任せよう

第4章 現行の法令のもとでも個別最適化の教育は可能だ

時間割、クラス、通知表はどこまで法律で決められているか
教育法規の制約と個別最適化
硬直化した時間割
クラス編制と運用はどこまで自由か
校長の裁量でここまで働き方改革できる
通知表は必要か?

校長の権限で個別最適化はできる
やりたいことを実現した新任教師
校長の覚悟で学校は変えられる

第5章 個別最適化を実現する未来

不登校、特別支援、ギフテッドの子ども・保護者が求める学び
新たな教育を生み出すのは誰か
『学び合い』ならば実現できる

全ての子どもにとって必要なこと
再就職できるための人とのつながり
生活保護を教えてくれる知人を得るには
共稼ぎ家庭の生き残り戦略は
『学び合い』でできること
保護者から要求してください
特別支援の子どもに何が必要か?
『学び合い』のヴィジョン

理想の学校とは
学校は何をするべきなのか
理想のクラスとは
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

じぇふ

5
Society 5.0時代に、個別最適化がなぜ必要か、様々な根拠と実例を示して実現可能性も示しています。学校教育の本と思って読んでいましたが、途中からマネジメント・ティーチング・コーチングの話になっていました。やはりこのあたりは共通項の多い重要な概念なのだと感じます。 【キーワード】規格化=Society3.0時代のやり方、広域通信制高校、学び合い、一人も見捨てない、通知表は法で決められていない、終身雇用の崩壊と即戦力 2020/03/07

U-Tchallenge

2
「個別最適化」ということについてもっと知りたくて手にした一冊。『学び合い』でおなじみの西川純先生の一冊。「個別最適化」することで、どの子も学びやすい環境が整っていくだろう。そこで、教師の存在の意味合いが変わってくるだろう。教えるからコーディネーターに。現在の学校の状況は図らずもそのようになっている。だから、学校現場は戸惑っている。それは保護者も同じかもしれない。つまり、「個別最適化」の教育を考えていくということは、特に必要に迫られているのではないだろうか。そんなことを考えながら読み進めた。2020/05/14

どかどかどか

2
再読。2020/03/17

BECCHI

2
改めて『学び合い』をすることで、働き方改革や、子供たちを羽ばたかせることができるなぁと感じた。もちろん自分の学校、学年、クラスにフィットするように考えてやらなくてはならないとは思う。(そのままやる危険性もあると思う。)でも、例えば合同学び合いをやれば、先生方の負担も減りつつ、面談時間などの新たな活動の時間も生まれる。それから、早く学習を進めて終わってしまえば他のことに学習時間を使うことができる。これは本当に素晴らしい。『学び合い』実践者ではあるがまた読むことでアイデアが浮かんだ。また新しく実践していこう。2019/12/21

Sugaya Masaki

2
構造上、工業化時代のコードから学校はなかなか抜け出せない。学び合いが地域共同体の再生まで見据えているというのは正直驚いた。2019/12/19

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