ビジネスマンのための「法律力」養成講座

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ビジネスマンのための「法律力」養成講座

  • 著者名:小宮一慶【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン(2020/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784799325766

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内容説明

この本は、法律の専門家のための本ではありません。ビジネスや日常のシーンで、押さえておけばいい法律の基礎知識を読み物風にまとめたものです。みなさんが日常の場で接する普段のことが法律的にどういうことがベースになっているのかということを理解していただくための本です。
逆に、「知らなかったから許される」ということがないのも法律の世界です。ビジネスパーソンとして、知っておかなければならない法律や条文があるのです。法律を知らなかったばかりに、休暇などの本来得られるはずの恩恵が得られなかったり、インサイダー取引など、知らない間に法律を犯してしまう結果になることもあります。
さらには、この本は法律的考え方を理解していただくための本でもあります。先ほども述べたように法律には「思想」や日本の法律なら日本人が考える「常識」というものがあります。それを考えるきっかけともしてほしいのです。
そして、論理的思考力を学ぶには法律は最適です。数学や物理学、経済学などと同様、「論理」が法律の命です。この本を読みながら、法律にある思想や論理を感じ取っていただければと思います。
役員を目指す人、これから起業、開業する人はもちろんのこと、すべてのビジネスパーソンが基礎的な法律の条文や法律のバックグラウンドとなる考え方を身につけ、そして法律を味方につけることで、今見えているのとはまた違った世界が見えてくることでしょう。
とはいえ、法務でもない一般のビジネスパーソンがすべての法律に通じている必要はありません。私も専門的なことは弁護士と相談します。
本書では、「働き方改革」、「パワハラ、セクハラ」、「茨城あおり運転事件とSNS」、「リクナビ〈内定辞退率〉問題と巨大IT企業」、「カルロス・ゴーン事件」、「ネット時代の著作権」、「会社という仕組み」、「憲法第九条改定問題」など最近、話題になったトピックスなどをとりあげて、ビジネスパーソンに比較的馴染みのある、あるいは、これからの時代、最低限知っておくべき法律をお話ししています。解説を行うとともに、社会背景についても説明しています。法律と社会の状況が表裏一体であることをお分かりいただけると思います。
もちろん、ここで挙げる法律は、数多くの法律の無数の条項のごく一部です。それぞれの業界に特有の法律もあるでしょう。けれども、本書を読むなかで自然に、法律の考え方や、その背景にある思想をご理解いただけるように工夫したつもりです。
つまり、いつもさまざまな場面で私が言っている「原理原則」です。その原理原則が分かれば、他の法律もだいたい察しがつくようになります。そして、世の中の原理原則も見えてきます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

33 kouch

31
煽り運転、リクナビやベネッセ情報流出問題。法律に還元すると、ずいぶんと淡泊になる。が、それが法律なのかもしれない。逆にいうとマスコミに取り沙汰されず地味な案件でも違反は違反。違法は世間のインパクトと別事件であることを思い知らせられた。インサイダー、居酒屋での会話など、気を抜けば誰でもいつでも裁かれる側になり得る。身を引き締めたい。2025/03/11

あつお

16
教養としての法律を学ぶ本。 通信技術が普及した現代。扱う情報量が膨大になれど、知らなかったでは済まないのが法律。サラリーマンが週40時間以上働ける理由、スマートスピーカー普及に伴う個人情報の扱い、インサイダー取引、個人発信ブログにおける著作権など。身近な事例と共に、自分の身を守るために私達が知るべき内容を紹介しています。 原文を読めない私達にとって、明瞭に紹介してくれる本の存在は有り難いこと。未知の分野も、同様な入門書を切っ掛けに知識を深めたい。2022/03/03

Great Eagle

9
一慶先生の法律本とは!?で読んでみましたら、簡単に読破。確かにビジネスマンとしての最近の出来事を踏まえて押さえておきたいポイントが記載されており、私としては満足のいく内容でした。日本版GDPR=General Data Production Regulationを立法化急いだ方がいいのかもしれませんね。総務省さんが所管?2020/06/13

大先生

7
非常に読みやすく、分かりやすい。法学部卒の人には物足りないかもしれませんが、法律を全く勉強したことがないという人にはオススメです。憲法、民法、会社法、刑法、金商法、個人情報保護法等の法律について、時事ネタ(あおり運転やカルロス・ゴーンの話等)も絡めながら、広く浅く解説されています。なぜか最後に改憲賛成という政治的主張が大展開されていますが…(笑)憲法の最高法規性、民法における「善意の第三者」、刑法における構成要件・違法性・責任くらい当然知ってるよという人は、特に本書を読む必要はないかもしれません。2023/03/02

あっきー

3
実際の仕事で関係しそうな法律関連の項目がおおむね網羅されており、理解が深まった。一つ一つの話題に関しての内容はそれほど深くなく、その点少し残念であった。入門編という感じ。2024/11/30

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