言葉の温度

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言葉の温度

  • 著者名:イ・ギジュ/米津篤八【訳】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • 光文社(2020/02発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334962340

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内容説明

私たちが紡ぎだすひとつひとつの言葉には、それぞれに固有の温度がある。心地よい温かさで人を癒す言葉、熱すぎたり冷たすぎたりで誰かを傷つける言葉……。日々の何気ない会話に耳をそばだて、本や映画の胸を打つ一節を心に留め、それらの言葉のもつ大切さや切実さを語りつくす――。韓国で異例の150万部を売り上げ、社会現象にもなった、言葉への愛が詰まった珠玉のエッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lily

118
言葉の温度を与えられるのは、人、人生、言葉、美を愛しているから。抱かれたような温かさ、笑顔のような柔らかさ、夢をみているような心地良さを感じる言葉に安心感がある。その証拠に映画やドラマも著者の日常に自然に溶込んでいる。この世の美しいものが全て含まれているから。美しいものを美しいと感じる心を感じることはとても幸せなことだ。2020/03/23

mike

66
さもない日常の一コマについてイ・ギジュが感じた事を書きとめたエッセイ集。短い物は半ページ程で日本の話も登場するので非常に読み易い。周囲の出来事に耳を澄まし目を凝らし心で感じる彼は、きっとすごく優しい方だろうと、それは一つ一つの言葉の選び方から推し量られる。老いていく母、町中で見かけた老夫婦や親子連れ、季節を感じる風景、本や映画の一節等。大きなインパクトは無いが、じんわり温もりが広がり、ふとノートの片隅に書いておきたくなるような珠玉の言葉が散りばめられている。2023/01/14

けんとまん1007

41
読むだけで心が穏やかになり、思索が広がる。一つ一つの文章は、とても穏やかで静かなものだが、その奥行きはおても広く深い。さりげない日常の断片を切り取ったエッセイ集でありながら、哲学書の佇まいすら感じてしまう。タイトルの「言葉の温度」は、まさにそのとおりで、今の状況において、今まで以上にの言葉の持つ力・影響力を考えざるを得ない。声であれ文章であれ、周囲への影響は少なからずある。今だからこそ、想像力を持って考えなければならない。2020/04/16

mamaboo

7
日本映画が多く登場していて、韓国の記者さん??と思ったりもしましたが、家族を大事だと繰り返しているのはお国柄かと。余談ですが、私の町の近くの図書館は、予約本だけ受け取れるサービスを始めてくれます。感謝。2020/03/12

isso

4
心に響くような言葉が優しく書かれていた 頭の中、心の中にあるものが包まれるような感覚 誰もが直面することに対してどう向き合うべきか。 そんなことを考えた2023/02/13

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