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内容説明
“当たり前”に使うコンビニは、“驚異”の「イノベーション」の宝庫!
進化の果ての「24時間営業」は、小売の究極形態か!? 地獄の職場か!?
常に「消費の最先端」を歩む、その革新の秘密に迫る。
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「お客様第一」が数々の革新を生んだ!
「コンビニエンス・ストア」は、「便利な小売店」の枠を超えて、今や「街のインフラ」としての地位を占めるまでになっている。そこには、徹底したドミナント戦略、三〇〇〇を超える商品の供給・流通網の整備、販売機会を逃さない単品管理システムの導入、コンビニ食開発による新規需要創造、チケット端末やATMをはじめとしたサービス機能の拡充など、数々の革新があった。なぜコンビニは、ここまで消費者需要を取り込み続けられたのか。果たして今後も、持続的に成長していける業態なのか。元「月刊 コンビニ」編集長が、その進化の歴史と展望を解説する。
【目次】
はじめに
第一章 「コンビニエンス・ストア」の夜明け
第二章 新興勢力参入による「コンビニ群雄割拠」
第三章 コンビニの屋台骨を支える「巨大流通システム」
第四章 需要を創造する「コンビニ食」
第五章 「インフラ化」するコンビニ
第六章 「ビッグ3競争時代」と「コンビニの未来」
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
11
コンビニの統廃合の歴史がわかる。 2021/02/06
かずき
10
題名の通り、コンビニ草創期からの歴史について学ぶことができます。正直あまり面白くはなかったですが、新聞の経済コラムのような形で筆者の分析を見れてよかったです。楽天とコラボしてドローンによる商品配送をしたり、24時間ジム・コインランドリーを実現したりしているらしいです。2021/10/09
さまい
10
かなり面白い本だった。商店街の本を読んだ際に、コンビニとは大店法により新規出店が難しくなったスーパーマーケットが販路拡大のためにアメリカから輸入してきた新業態と知り、興味が出てきたので読んだ。本書でも現存する大手コンビニチェーンの起源がセブンイレブン=イトーヨーカ堂、ローソン=ダイエー、ファミリーマート=西友だったことが取り上げられている。コンビニ自体は輸入した業態ではあるが、アメリカ様式とは異なる独自の進化を国内で進めた結果、今日では日本式コンビニとしてアメリカを含め世界中に広まっているのは興味深い。2021/06/04
山口 公大
4
アメリカにおけるコンビニの成り立ちから、日本輸入、PMF、群雄割拠の陣取り合戦、システムによる効率化と最適化、インフラ化、飽和した今までを総ざらいできる本。きちんとした数字と当時のメインプレイヤーの発言を丁寧に記している。 詳細は下記。 https://note.com/t06901ky/n/nab07fab386102020/09/17
富士獣
3
非常に濃密で面白かったです。 黎明期以前から現代までのコンビニの歴史とストーリーの教養本としても読み応えがあります。また、普段は客目線か加盟店目線でしか見ていないコンビニチェーンの経営戦略の、本部目線というのも新鮮でした。 さらに、『月刊コンビニ』元編集長ならではのディープな情報源や分析に基づいてつづられている点もユニークで、質の高い新書です。2023/02/13