女性の死に方

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

女性の死に方

  • 著者名:西尾元【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 双葉社(2020/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575315189

ファイル: /

内容説明

現役の法医学者として、主に「異常な死に方」で亡くなった遺体と向き合う日々。近年、気になっているのが「女性の死」だという。高齢者層の増加に加え、伴侶との死別や離婚、未婚によってひとり暮らしの女性が増え、亡くなり方にも変化が予想される。現状、解剖に回ってくる遺体はおよそ7対3で男性が多いが、これから女性の比率が上がってくるのではないかと危惧している。さまざまな女性の解剖事例から見えてくるその未来とは。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

marumo

14
個人的に特に印象的だったのは2つ。 1つは「高齢女性の自殺」。法医学教室に運ばれてくる「異状死」とされたケースに限っては、男性はやや“無責任”な死の選択として自殺をするのに対して、女性は“自己責任”の取り方として自殺を選択しているんだなと感じました。 もう1つは「夫婦間の老老介護の末の無理心中」。夫が介護していた妻を殺して自分も死ぬというケースが増えているそう。 単純にひとりでその時を迎えるほうがラクなこともある。そんなことを考えさせられました。とても面白かったです!2019/12/21

みいやん

13
法医学教授が実体験を基にその背景にある問題に女性の生き方の変化をからませてエビソードと解説を書いたもの。わりとおもしろかった。2020/03/20

メチコ

12
法医解剖医の視点。 23の「死に方」のケースから、女性の「生き方」を考察する。 「目は口ほどに…」ならぬ「死は口ほどに物を言う」である。 著者いわく、女性の社会進出や未婚の増加などの生き方の変化が、死に方にも大きな変化をもたらす予兆を感じているとのこと。 死から始まる世界観はどこか目新しくもあった。2023/01/28

多津子

11
解剖に回されるのは割合で言えば男性が多いそうだ。だが女性が社会に進出するなかで、男性に多くみられた症例が女性にも増えてきたらしい。その他にも家族と同居しながらの孤独死や女性ならではの病気によるもの。突然死の中に遺伝的な要因があれば、残された家族は予防できるかもしれないと探る。様々な症例をみることで生き方を考える助力になれば、とうことらしい。女性の方が法医学に親しみやすい、法医学の知識から新鮮な肉や魚の見分け方なども興味深かった。2021/07/03

モモサワ キヨコ

9
決して怖い話しではないし、淡々と語られてはいるが、どこか落ち着かなく体がムズムズする。誰にでも死は訪れるけど、いつ、どんな死因でなくなるかは(ほとんどの人は)選択できない。だから死を感じると無意識に恐怖を感じるのかも。色々な死のケースが紹介されていたけど、一番印象に残って、かつ不可解だったのは1度も医者にかからず乳がんで亡くなった女性。2020/09/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14973552
  • ご注意事項