内容説明
新鋭作家である待居涼司の出世作『凍て鶴』の映画化が決まった。監督・脚本に選ばれた奇才・小野川充は、かつて世間を騒がせた自殺系サイトとその主催者の“伝説の死”に異常なこだわりを見せ、執拗に映画と絡めようとする。はたしてその思惑とは――? 予測不能の恐怖が待ち受ける、雫井サスペンスの真骨頂!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
A
17
大賞を受賞し、映画化の話まで決まった小説家に天才肌の脚本家がしつこく絡んでくる。後半からどっちが怪しいんだとなった。そして予想外のラスト。奇才のやることは凡人には想像がつきません。2025/03/25
KG
5
この作家さんの作品は初読み。話を追いながら作風も探っていた。会話を中心に進む序盤に、自分の好みとは違いそうだと思ったのだが、結果的にそれは早計だった。最初に書くとネタバレになると思ってここまで感想を書くのを我慢したが、一言、やられたー。主人公の一人である待居は日本プライム文学賞を受賞した作家。犯罪シーンの臨場感が凄いらしい。その受賞作の映画化監督して近づいてくる小野川。言動の裏に何か狙いがありそう。そして本作のタイトル。これはそういうことでしょと、分かった気分で読み進めた結果、作者の意のままに転がされた。2020/06/27
terukravitz
4
図書館本 ★☆☆☆☆2020/01/14
みっちゃん
2
予想通りの展開になっていくのか、違う展開が待っているのか、待居と小野川の二人のやり取りから、今泉も加わって、緊迫感が段々と盛り上がっていく。途中で飽きる事もなく、一気に読みました。ハンドルネームや、サイトのやり取りに惑わされたり、待居と小野川の本音がどこにあるのか考えたりして読むのが楽しかった。2021/10/22
くろねこ
2
長くかかったー。思ったものと違っていて、ただただ小野川にイライラしただけだったなー。2020/02/15
-
- 電子書籍
- アジア売春街の少女たち ~スワイパー1…
-
- 電子書籍
- 裁判官が説く民事裁判実務の重要論点[基…