夢の正体 夜の旅を科学する

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夢の正体 夜の旅を科学する

  • 著者名:アリスロブ【著】/川添節子【訳】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 特価 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 早川書房(2020/02発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784152099174

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内容説明

夢のなかで目覚め、その内容を操作できる明晰夢。映画「インセプション」でも描かれるこの鮮烈な夢を体験した著者は、不可思議な世界に魅せられ、夢の科学へと分け入っていく。最新科学から村上春樹までをたどり、夜の旅の意味と目的を解明する無二の科学読本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

80
睡眠ではなく、夢の科学をタイトルにした本は珍しい。最近30年ほどの研究がテーマなので、フロイトやユングは紹介だけ。それ以外でも先駆者とはつらいものだ。REM睡眠の発見、明晰夢、ラットの行動研究などが積み重ねられ、21世紀になって、どうやら夢研究が復興してきたらしい。夢の話がつまらない、恥ずかしいなどの(フロイトの影響?)風潮は今もあるが、夢を役立てるための利用には賛成したい。日本の夢を解読する研究も「おわりに」で触れられている。さて、夢とわかって見つづける明晰夢は、さすがに見たことがない。見られるかな?2020/05/06

やいっち

78
車中にて仕事の合間の楽しみで読んだ。著者はジャーナリストで、大学では考古学・人類学専攻とか。夢に限らず専門家ではない。アンデスのモチェ遺跡の発掘の際、暇を持て余して読んだ本が夢を話題にしていた。中でも明晰夢に惹かれたのが本書に至る端緒だったとか。2023/01/23

ヘラジカ

75
この本が出版されすぐさま飛びついた理由は単純。自分自身が昨年末から夢に悩まされていたからだ。手に取るまでに少し時間がかかったし、4月に入ってからは悪夢もあまり見なくなってきたけれど、それでも夢との付き合い方を知りたいと思って読了。夢の歴史、意味、効用、そして明晰夢の可能性について幅広く記されていて大変満足のいく書だった。個人的に読みたかった文章がそのまま読めて救われる思いがした。頻繁に夢に見るのは悪いことではなく、喪失からの回復として意味があるものなのだと。万人におすすめしたい良書。2020/05/03

Vakira

46
僕にドラッグなんかいらない。2日も寝なきゃ ハイトリップ白昼夢。君は服を脱いで裸に見えるし、僕はオナラで空を飛ぶ。睡眠は哺乳類が生きていくために必要なシステム。そして最近の研究ではレム睡眠(体は寝ているが一部脳が覚醒している状態)もだ。夢を見ているかどうかは別として哺乳類にはレム睡眠が存在する。レム睡眠時起こしてしまう実験をすると被験動物は正常ではなくなる。生命維持上、レム睡眠は必要。そして人間の多くはレム睡眠時に夢を見る。従って夢は生命存続のシステムと言ってもいいのだろう。夢の存在意義は判った。2020/10/14

ミライ

36
夢と睡眠について科学的・文化的両面からその秘密に迫った一冊。夢と睡眠の研究の歴史から、明晰夢(夢の内容を自覚して見る夢)の見方、PTSD等を治療する夢のセラピー効果までさまざまな分析がされていて面白い。睡眠の構造について解説されている本は多々あったが、ここまで「夢」について深く分析した書籍は初めて読んだので非常に勉強になった。寝る前に夢を見ることを意識し、アプリ等で毎日の睡眠を分析し、夢日記をつけるようにすると明晰夢を見やすくなるということだったので、実際にためしてみようと思った。2020/03/06

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