内容説明
執筆二〇年。
連綿たる生のつらなり。
「民族」「在日」から、
人間の根生いをもとめる、
巨いなる日本語文学。
サハリンから始まった趙愚哲の人生の旅は
作家としての行き詰まりから、やがて超克へ――
近代朝鮮に資本主義の萌芽はあったのか。
朝鮮のブルジョア革命をめざそうとした金玉均とは何者だったのか。
若い時代から漠然と思考し続けてきた考えが、作家自身のなかで少しずつ増殖していた――。
一九八〇年代、小説を書かなくなった趙愚哲は、物理学者・安淑伊との関係を妻・洪玉姫に打ち明け、別れを告げられている。
家を出たものの離婚に踏み出せずにいるぼく愚哲は、三人の息子を気にかけながらも、民族文化運動「統一クッ」の公演、新しい雑誌「民涛」の創刊のために奔走する。
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