角川ソフィア文庫<br> 絶滅野生動物事典

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角川ソフィア文庫
絶滅野生動物事典

  • 著者名:今泉忠明【著者】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • KADOKAWA(2020/02発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044005276

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内容説明

さまざまな原因で地球から消えた、動物たちの「絶滅」の理由とは? 塩づけで樽詰めされ、鉄道で運ばれた夥しい数のリョコウバト。発見後、わずか27年で絶滅したとされるステラーカイギュウ。捕獲業者に殺された最後のオオウミガラス。百獣の王ライオンも絶滅候補!? 人気の動物学者が、哺乳類・鳥類約120種を興味深いエピソードとともに解説。動物の基礎情報、楽しいコラム、精巧なイラスト56点を掲載する唯一無二の事典。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ルピナスさん

41
自然界で起こる絶滅は、次に進化する子孫を残すことが特徴でフィルターのような効果がある。そのプロセスで現れた一つが人類。しかし、人類が行う絶滅は、本当の意味で根絶やしになってしまう。動物好きの息子のために借りた本書を、私が食い入るように読んでしまった。作者の言う通り、新しいページがこの一冊に加わることがなるべくありませんように!それにしても、シドニーで暮らしていた時に我が家の庭に穴を掘っていたのはブタアシバンディクートだと信じていたのに、絶滅種とある。えっ?あの正体は何だったんだろう。2022/01/25

ykshzk(虎猫図案房)

23
リョコウバトのことを調べるために読み始めたが、絶滅種の多さに危機感。人間の新たな土地への入植以降や産業革命以降どれだけの種が絶滅してきたことか。1600年以降絶滅した哺乳類のうち25%は自然絶滅。残りは人間によるもの。自然の絶滅は、次に進化する子孫を残すための「ふるい」のようなものだが、人間が起こす絶滅は「根絶やし」だとのこと。ふるいを通り抜けて残ってきた種である人間が、他の種を絶やして良いはずがない。空想だけど、地上のどこかに絶滅種の楽園みたいなものがあったらなぁ。ドードーやニホンオオカミに会いたい。 2024/02/17

ローレンツ🐾

12
本書は今泉先生の非常に良質な本です。絶滅した動物、絶滅に瀕した動物が紹介されていますが、その経緯や時代背景も綴られています。随所に出てくるコラムも秀逸。残念ですが、人間が繁栄することで他の動植物への影響は計り知れないほどの圧をかけています。まさに今この瞬間も快適な生活を送る一方で他の動植物の命が失われているのです。本書はぜひ多くの人に読んでいただきたい。2020/11/09

春木

2
人間ってほんとろくでもない生き物だな…滅べばいいのに…という気持ちになる。絶滅した動物は甦らないけど、今、絶滅に瀕している動物たちだけでも救えますように…2020/05/06

Theodore

1
正直言うと読みにくい。ラテン語の学名をずらずらと並べるなら横書きで書いてほしい。あと、動物の外見を示すイラストが一部にしかついてないのも×。外見描写が文章でされている物の説明が専門的すぎてまったく姿が想像できないし、体色に関しても普段一般人があまり使わないであろう色ばかりなのでいまいちわかりづらい。内容に関しては人間(特にオス)の残虐さがよくわかる。そろそろ人間も産めよ増やせよの時代は終わりにして、地球上の他の生物との均衡を保つために産児制限をする時代に入っていると思う。特にオスは多すぎ。2021/01/12

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