内容説明
2020年4月放送開始のNHK連続テレビ小説「エール」のモデルとなった古関裕而・金子夫妻の物語。心優しい作曲家の夫・裕而と、裕而を支えオペラ歌手という夢もあきらめない前向きな妻・金子。激動の時代を生きた夫婦の愛の物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
69
五十嵐佳子さん、初読み。2020年4月スタートの朝ドラ「エール」の主人公・古関裕而と妻の金子❨きんこ❩の物語。二人の文通から始まった大恋愛、裕而は作曲家として金子はオペラ歌手を目指して行く。戦争に翻弄される時代から東京オリンピック行進曲誕生までを描かれています。よく知っているあの曲もこの曲も登場!朝ドラ、楽しみです。2020/03/02
かおり
27
毎朝の読書用でしたが、この1週間、朝からラブラブな気持ちにさせていただきました。 「オリンピックマーチ」···本を読んだ後に聴いたら、いろんな気持ちで涙が溢れてしまいました。やっぱり音楽って素晴らしい✨2021/07/09
のぶりん
25
朝ドラ「エール」で興味を持った金子さんと裕而さん、本当に「天才は天才を知る」んですね。音楽を愛し創造する同志としての、また、互いを敬愛する夫婦としての絆の強さが伝わりました。大変な戦中戦後を手を携えて乗り切りその中でも曲を通して平和や愛をメッセージとして発信されてたんでしょうね。早くコロナ禍をやっつけて、元気に「六甲おろし」を歌いたいわ。2020/04/22
モモ
8
少々、出来すぎ感は否めないけど朝ドラ原作としてなかなか面白く読めた。大正、昭和と激動の時代をえがいていて、特に戦争にからむ場面はこんな風に生きていたんだなと思いながら読んだ。2020/05/08
如月小町
5
NHKの朝ドラをみて興味が出て借りてみた。当然、ドラマとは違うところがたくさんあるけど、二人がお互いを高め合い支え合った姿が温かみをもって感じられた。でも、才能だけではなく恵まれた環境もあると思う。生きていくのが精いっぱいの人が多かった時代に、二人で海外に行ったり、子供を預けられる家族がいたり…。それでも、その中で生まれた音楽の数々は、本当に素晴らしいと思う。2020/10/19