改訂版 社会的ひきこもり

個数:1
紙書籍版価格
¥1,012
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

改訂版 社会的ひきこもり

  • 著者名:斎藤環
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • PHP研究所(2020/02発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569845951

ファイル: /

内容説明

仕事に就かず、外出もせず、時に何年も自分の部屋に閉じこもったまま過ごす「ひきこもり」の数は、年齢を問わず全国で増加している。精神科医として現場で「ひきこもり」の治療に携わってきた著者は、いわゆる正論やお説教では決してこの問題を解決することはできない、という。「ひきこもり」を単なる「個人の病理」でなく、個人・家族・社会という3つのシステムの関わりの障害による「システムの病理」とする捉え方から、正しい知識と対処の仕方を解説。ベストセラー『社会的ひきこもり』に加筆修正した待望の復刊を電子書籍化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

23
実践的なノウハウが紹介されていて、実際殺すか殺されるか、まで追いつめられる前に、当事者には是非読んでいただきたいと思う。「愛ではなく、親切」という言葉を忘れないと思う。2020/07/04

shikada

21
社会参加を長期間行わない引きこもりについて解説する一冊。前半は理論編で、引きこもりについての一般的な誤解を解く。引きこもりは若者だけの事象ではなく、中高年の引きこもりが急増している。また本人の怠けに起因するものでもない。後半は実践編で、著者の方が多くの患者と接してきた事例をベースに、引きこもりの家族に向けためちゃくちゃ詳しいマニュアルになってる。家族に暴力を振るう引きこもりへの対応事例、なんか非常に生々しかった。時間が自然解決するものではないから、早く専門家や外部の機関を頼ることが肝心なんだろうな。2021/06/20

noko

8
1998年の本の改訂版だけど、内容は今読んでも全く問題ない。著者が沢山の患者さんと会ってきたからこそのデータがこの本にはある。この本は主に若者の引きこもりに焦点を当てているが、起きていることは中高年ひきこもりにも当てはめられると思う。ひきこもりの人がオーバーラップで精神障害を持つ事があるが、解説が丁寧。統合失調症との判別がはやり難しいことを知る。引きこもりしている人の中には、家庭内暴力を起こす人も多いというのも、この本で知った。それに対する家族の対応方法が具体的で、参考になった。2022/07/31

ふたし

5
改訂版ではないほうを読んだ。1998年に出版されているが、状況はさらに悪くなっていると思う。また、書かれている内容は、今でも通用しそうだ。2024/01/14

saladin

4
今や100万人を超える人々が社会的ひきこもりであり、10代から中高年まで年代層も広範になっている。さらにはひきこもる理由もいじめのほか、職場で馴染めない、失業したなど多様化している。本著で対象にしているのは若年層で、原因もほぼいじめになっている。本著は、20年前の刊行当時、問題になりはじめていたひきこもりを扱った著作の改訂版であるため、仕方がないだろう。だが、”ひきこもりとは何なのか”、”どう対処したらよいのか”などの記述は今現在も有用に思える。ひきこもりに関する基本を押えるのによいのでは。2021/03/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15014672
  • ご注意事項