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内容説明
鎌倉幕府滅亡から南北朝の動乱へ! 千早城に籠もって、幕府の大軍を翻弄した神算鬼謀の名将・楠木正成。名門の家に生まれ、武家の棟梁としての信望を集める足利尊氏。後醍醐天皇の倒幕運動に身を投じた二人の英傑は、互いに惹かれるものを感じながらも、建武の新政において敵と味方に。そして、湊川の決戦へ……。新しい時代に向かって、己の道を進んだ男の姿を描く力作長篇小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
0010
5
この手の本を読めば読むほど、足利忠義は名宰相に感じる。それに比べて、新田、楠木陣営は人がそろってないですね。2016/08/12
maito/まいと
5
世の中の変革時に、変革の基軸にいた2人の武将の物語。南北朝という、難しい時代に何を持って武を振るい、何を持って政を行うか、正成と尊氏の切ない共振に魅せられました(もうすこし深く突っ込んで欲しかった気はします。北方南北朝のように)想いはありながら実現には手が届かなかった正成と、世を変える力を持ちながら方向性を見いだしきれなかった尊氏。果たしてどちらが人として、漢として意義ある生なのか、考えさせられます。2010/10/16
にゃららん
0
時代の流れを知らない人には、話の展開が、少し分かり辛いような気がする。 その一方で、多少でも流れを知っていると物足りない感じ。 史実を基にするにしても、もう少し物語性を高くしてほしかった。2015/03/13
夕焼け
0
ただただ楠正成がかっこいい。2012/04/13
タケ
0
この二人へ焦点をあてているためか、「いきなりここから始まるのか!」となった。2012/02/23