赤の王

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赤の王

  • 著者名:廣嶋玲子【著】
  • 価格 ¥1,899(本体¥1,727)
  • 東京創元社(2020/02発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488028053

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内容説明

大砂漠の民の血を引くマハーン。炎を操る不思議な力をもつシャン。孤独な二人の少年は、固い友情で結ばれていた。だが、凶王サルジーンに蹂躙された砂漠の都ナルマーンにおける正当な王の復活を目指す男たちとの出会いが、二人の運命を変えた。マハーンこそが、ナルマーンの正当な王家の末裔だというのだ。そのときからマハーンは王となるべく、そしてシャンは王に仕える魔法使いとなるべく、厳しい修行の日々が始まった。果たして少年たちは、凶王を討ち果たすことができるのか? 『青の王』『白の王』に続くナルマーン年代記第3弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ままこ

105
三部作完結篇。相変わらず表紙の色彩が美しい。炎を操る不思議な力を持つシャンと大砂漠の民の血を引くマハーン。孤独な少年二人が出会ったことで運命が動き出す。懐かしいキャラクターが登場し嬉しいが内容を忘れている部分があったので前二作をおさらいをして読めばもっと楽しめたかも。何はともあれ赤いサソリ団最高!ワクワク一気読み出来た。2020/05/30

ゆみねこ

92
青の王・白の王に続く「ナルマーン年代記」三部作の完結編。旧王家の血を引くマハーンと、炎を操る力をもつシャン。砂漠の狂王・サルジーンとの戦いは?前作の内容がうろ覚えの部分もあったので、青白赤と一気読みした方が楽しめるかも。でも、この世界観好きです。面白かったですよ。2020/04/01

美紀ちゃん

86
じゃあ、じゃあマハーンのお父さんは?えー!マハーンじゃなくてシャンの方がよほど王に近い存在だった。えっと、「青の王」「白の王」「赤の王」3冊読んだが、青の王が1番好き。空飛ぶ船の話がもっと知りたい。関連する登場人物もいて続けて読んで良かった。でも別々に読んでも1話読み切りという感じで終話する。素敵なファンタジーだと思う。中学生にどんどん勧めたい。2020/09/09

ゆかーん

65
こういうファンタジーが読みたかった(笑)気がついたらページをめくる手が止まらなくなってしまう、圧倒的世界観が素晴らしい!今回は『青の王』と『白の王』に続く3作目ということで、ナルマーンの凶王サルジーンとの念願の対決が待ち受けています!マハーンとシャンという2人の青年が主人公でありつつ、前作の主人公だったアイシャやタスランが登場して、物語はより一層深みを増します。前作から40年後の混乱した世界で、サルジーンを倒すのは誰なのか?最後までドキドキさせられること必須!続編に乞うご期待です(^^)次は何色かしら?2020/07/18

よこたん

61
“人間の血に特別も凡庸もない。血は血にすぎない。ただ自身の努力と魂が、その人を特別にするのだ。” 燃え立つ炎の赤、滴る血の赤。そして情熱の赤。ここは、残酷で理不尽で恐怖とかなしみに支配されているのに、不思議な神々しさにも包まれる。『青の王』『白の王』に続く物語。人間と魔族が共存できる穏やかな世界をただただ願う。嫉妬と欲が生み出す暗黒、やがて向かう末路は虚しい。いつもながら、赤いサソリ団の駆る翼船が頼もしかった。そして猿小人も! 今回も表紙の美しさに酔い、挿絵にもドキドキ。とてもとても好きなシリーズ。2020/04/12

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