テクノロジー・バブル なぜ「熱狂」が生まれるのか(生まれないのか)?

個数:1
紙書籍版価格
¥2,530
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

テクノロジー・バブル なぜ「熱狂」が生まれるのか(生まれないのか)?

  • ISBN:9784822288532

ファイル: /

内容説明

航空機、ナイロン、自動巻き腕時計、抗生物質、ラジオ&テレビ、太陽光発電、腹腔鏡手術、インターネット――過去150年間の事例を徹底分析!

新技術の登場にマーケットが沸き立ち、株価が一線を超える条件とは――。
「次の動き」に備えるための必読書!
1927年にリンドバークが大西洋横断飛行を成功させると、127社もの航空関連企業が続々と上場を果たした。これは1995年にネットスケープのIPOが成功したのを機に、インターネットという新技術に注目が集まるようになったのと似ている。「人類が空を飛べるようになる」といった、もっともらしいナラティブ(物語)は、新しい技術がバブル&バーストを引き起こす重要な要因となる。(序章より)

目次

序 章
バブルとブーム&バスト
バブルの決定要因
なぜアメリカでは起こらなかったバブルがイギリスで起こったのか?
本書で取り上げる内容について

第1章 どの時期がバブルで、どの時期がバブルではないのか
第2章 不確実性とナラティブ
第3章 投資初心者とバイアス
第4章 どんな場合にバブルは起こらないのか
第5章 最近のバブルと今後のバブル
第6章 政策提言

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Minamihama

7
① ストーリーが魅力的で粘着性がある事。 ② あまり明るくない領域のビジネスに関するストーリーである。 ③ 投資初心者がいて投資をしている。 ④ 投資できる専業企業が存在する。 ⑤ そのナラティブが将来の競争を無視している。 ⑥ ビジネスモデルが収れんせず、複数のストーリーが併存する。 ⑦ ナラティブのアクセラレーターが存在する。 ⑧ レバレッジをかける仲介業者が存在する。 2020/07/25

人生ゴルディアス

5
翻訳がひどい。校正いれてないよねこれ。ある段落の中で、それまでの話題と全く関係のない結論が示される段落が、わかる限りで二つあった。年代の記載が同じページ内で二か所100年間違えてるところがあったのはコピペか? 1920年代の5億ドルは今の50億円だそうだ。後、素晴らしい一文を本文から抜き出しておこう。「そこで大胆な宣言する代わりに、聴衆をうまく活用しながら、どこから信用取引の資金源についてもっとよく理解できたことだろう」(P253末) 本書を難しいと感じるとしたら、翻訳者の日本語が壊滅的なのが理由だろう。2020/11/09

NEBA

0
文庫で出たら人気が出るかもしれない本書。不確実性(収益等)、専業企業の存在、ナラティブ(物語)、投資初心者の4点からバブルが起こる。特にテックに関してはドットコム以降なんか不確実性とナラティブのオンパレードで、投資初心者が乗っかってしまう。本書で凄い理論的なものはないし「分かりません」ばかりだが、改めてテック企業そのものへの注視が必要だとよく分かる。2022/07/13

SQT

0
バブルを作り出す要素としてのナラティブ。行為遂行的とかのことばも出てきて社会学を勉強していた人としては読みやすい。6章に内容もまとまっている。ストーリー(単純明快、意外性、信頼性、感動的な、粘着性=長年の夢)、自分自身が使う技術か、投資初心者が多い時期か、専業企業があるか(多角化した企業の一部の事業なら熱狂されない)、競争がないと思われているか(価格下落により利益率が落ちることが見逃されているか)、ビジネスモデルが複数あるか(ラジオにおけるメーカー、放送会社などモデルが多い方がナラティブが作られやすい)、2021/05/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15349879
  • ご注意事項

最近チェックした商品