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内容説明
伊藤詩織さん推薦!
「どんなに辛い過去の出来事も、伝えることで未来は変えられる」(本書帯コメントより)
「胸触っていい?」「抱きしめていい?」
テレビ朝日の女性記者に対する財務省幹部のセクシュアルハラスメント事件は、世間に大きな衝撃を与えた。しかし、この記者を自分と重ね合わせた女性たちがいた。声なき声をすくいあげ、社会に届けるジャーナリズムに携わってきた多くの女性記者たち。彼女たち自身が、声なき声の当事者だったのだ。
事件をきっかけに、2018年春に「メディアで働く女性ネットワーク(WiMN)」が発足。100人超(19年末現在)の会員は、北海道から沖縄、海外在住者も含み、新聞・通信、放送、出版、ネットメディアなどで活動する(フリーランス含む)。
もう黙ることはしない――。
会員約30人の決意の告白、最近のセクハラ事件を取材した社会時評、そして主要メディアのセクハラ対策調査を、これからペンを持とうとする女性たちへ贈る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
23
新聞記者やフリーライターなどメディアで働く女性が仕事でセクシュアル・ハラスメントの被害を受けた体験をまとめた本。新聞協会によると女性記者比率は21.5%と低く、メディアはまだまだ女性差別的な雰囲気が残る職場環境だという。女性記者の49%がセクハラ被害に遭ったというデータもあるが、事例からは取材先で性被害に遭っても揉み消そうとする同僚や上司の男性の無理解が分かる。メディア業界がまず働き手である女性を差別しているから、ジェンダーセンシティブな情報発信もできないし、性被害に対して甘い認識になるのだと思った。2024/04/09
晴柊のばあば
5
自分や知人の経験と重なるところもあるから、追体験しているようで読んでいて辛かった。雇均法前後雇用の同世代の、こんなにたくさんの女性たちが書いていることに勇気づけられる。望月さんが言うように、「怒りをきちんと伝えないと相手はつけあがる」。私も責任を感じるひとりです。2020/05/03
工藤俊悟
4
●セクハラをされて、「ふざけんじゃねえ!」とキレて、その後も仲良くなって仕事の付き合いがある(望月記者)●ショックだったのはその発言より、聞いている男性記者たちの態度だった●揺子は、本当のリスペクトは欲しくないの?●涙をこぼすと満足げな表情になって解放される。今から思えば、格好の酒のサカナ。ガールズバーにでも行かないと会話できない大学出たての女に説教して、おじさん方はさぞ気持ちよかっただろうと思う○「権力と闘う」ことも大事だが、身近なセクハラを止めるような「半径5㍍以内の正義」を大事にしたい2020/02/26
takao
3
ふむ2024/03/10
ざび
2
凄まじいばかりの実例談。実名でのレビューもある。 これはマスコミだけを対象とした事例。最近の報道を見ると教師やその他の公務員でも全く無くなっていないのではないなと思わされる。 ほとんどの男は当たり前のことと思っているのが凄い。 財務事務次官の事件でも、仕事はできるという報道があったが、やったことは犯罪。麻生はセクハラ罪はないと言っていたが、根っこはこういうところにある。2020/08/10
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