内容説明
歴史偉人たちが遺した辞世の句を紹介。偉人たちが人生の最期にどのような状況下で詠み、その句の意味はどういうものだったのかを解説。偉人伝において、その最期こそ人生の物語のクライマックスのひとつであることから、有名な偉人たちの辞世の句は、歴史ファンにとっても大変興味深いはず。
【主な内容】
第一章戦国武将の辞世の句 [永世~天正編]
北条早雲、明智光秀、毛利元就、斎藤道三、武田信玄、上杉謙信、柴田勝家ほか
第二章戦国武将の辞世の句 [文禄~寛永編]
豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗、島津義弘、豊臣秀次、真田信繁、大谷吉継ほか
第三章江戸のサムライ・維新志士たちの辞世の句
大石内蔵助良雄、浅野内匠頭長矩、高杉晋作、武市半平太、吉田松陰、桂小五郎ほか
第四章サムライの妻たちの辞世の句
平時子、北条夫人、お市の方、駒姫、細川ガラシャ、西郷千恵子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャコタンブルー
26
戦国時代から明治維新にかけての侍とその妻の辞世の句。いつ死んでもおかしくない時代、常に死を意識して詠んだ句には凛とした迫力と品が感じられる。その中でも個人的に好きなベスト3を選出。①高杉晋作「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり」 ②坂本竜馬「世の中の 人は何とも 言わば言え わがなすことは 我のみぞ知る」 ③細川ガラシャ「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」2019/11/09
栗羊羹
11
北条早雲から始まり、今いちばんアツい(?)明智光秀、武田、上杉、徳川家康、そして維新の志士たちの辞世の句(正しくは辞世…なのか)、その時代、自分が置かれていた場所、とても楽しく読みました。「サムライの妻たちの辞世の句」に、『駒姫』が!伊達政宗の義兄の最上義光の娘。豊臣秀次の処刑により秀次の妻妾も処刑され…このシーンは確か『独眼竜政宗』で見た記憶があります。その時、「土壇場」の意味を知りました。哀しきかな…2020/01/20
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- noicomi 本能レベルで愛してる(…