スターツ出版文庫 京都あやかし絵師の癒し帖

著者名：八谷紬

スターツ出版（2020/02発売）

• ISBN：9784813702795

内容説明

物語の舞台は京都。芸術大学に入学した如月椿は、孤高なオーラを放つ同じ学部の三日月紫苑と、学内の大階段でぶつかり怪我を負わせてしま
う。このことがきっかけで、椿は紫苑の屋敷へ案内され、彼の代わりにある大切な役割を任される。それは妖たちの肖像画を描くこと――つまり、彼らの“なりたい姿”を描き、不思議な力でその願いを叶えてあげることだった…。妖たちの心の救済、友情、絆、それらすべてを瑞々しく描いた最高の感涙小説。全４話収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はつばあば]

深見真さんのヴァイスを読んでいたのですが・・ダークシーンに気持ちが付いていかず、京都妖に乗り換え（こういう乗り換えが近頃増えてきたなぁ）。ふたばの豆大福に阿闍梨餅、先月末にどちらも口にしたところでしたから益々満足のいく読み物となりました(#^^#)。妖であれ人であれ尊敬に値するなら誰でもOKの私、あ！やっぱり慣れるまでは人の形だけはとっていて欲しいですが・・優しい気持ちになれること請け合いの本です。

2019/06/03

[hirune]

【Kindle】流行りの京都＋あやかしもの ちょっぴりミステリ風味かな？件（くだん）というあやかしがお初で新鮮でした。それに直立して言葉を喋り 裾を端折った着物姿の猫又のサバ…めちゃくちゃ可愛い💕できれば飼い主さんの遺骨を分骨してもらい、三日月亭の庭の桜の根元に埋めて桜に宿ってもらい、サバに桜守りになって欲しかったなぁ(*´꒳`*)あと 犬の耳と尻尾のある幼児って すっごく可愛いんじゃないかしら？？銀ちゃんの成長した姿を見てみたかったな♪色々妄想できて 楽しい読書でした😃

2019/08/21

[のりすけ]

積読から。まっすぐでフラット主人公が善き。ひともあやかしもつくも神もキャラが立っていて読みやすかったし、ほろりと来るところも多かった。出町ふたばの豆大福、おいしいよね～。ハートウォーミングストーリー＆京都案内が上手くかみ合ってる良作なのに、続編は無いの？これっきりなの？

2023/10/09

[悠]

良かった！　続編が欲しい。 椿くんと紫苑くん二人のその後が読みたい。 銀ちゃんが桜守になるのか…　どんなふうに大きくなぬのか、これからどんな妖が紫苑と椿のもとに絵を描いてもらに来るのか…読んでみたい！！

2024/08/12

[へへろ～本舗]

とあることで関わりを持った紫苑と椿。姓に月を名に花の名を抱くという共通点を持つ芸大生二人のあやかし譚。妖怪が色々出てくるが、彼らの悩みを聞き癒してやるという。ニアです！

2017/07/01