講談社文庫<br> 雨あがる 映画化作品集

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講談社文庫
雨あがる 映画化作品集

  • 著者名:山本周五郎【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 講談社(2020/02発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065186510

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内容説明

黒澤明、小林正樹、小泉堯史――。
世界に名だたる映画監督たちが惹かれてやまない、山本周五郎の世界。

ときに親身に、ときに邪険に。
山本周五郎の描く人間は様々な面を持ち、おそろしいほどに今を生きる人々と重なる。

本作では、黒澤明によって『赤ひげ診療譚』として映画化された「狂女の話」を初め、「深川安楽亭」「雨あがる」など名作六篇を収録。

名監督も惹かれた世界をご堪能あれ。

目次

狂女の話
五瓣の椿 第六話
深川安楽亭
街へゆく電車
ひとごろし
雨あがる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

93
映画化された周五郎作品6話。おかれた環境はそれぞれですが、登場するのは社会の底辺にいる人であったり、周りからは理解されないような生き方をしている人であったり、多分大方の人が思う幸せからは遠い人たちです。きれいごとかもしれませんが、わたしは彼らの生き方が好きです。幸せというのはこういうことかもと、そんなふうに生きられる彼らを羨ましくさえ思います。『街へゆく電車』の六ちゃん、『雨あがる』のたよのように人を愛せたらいいですね。2020/04/17

jima

8
映画化された6作品。映像を思い出しながら、懐かしく読んだ。2024/02/16

Yuzi Kage

8
テレビで映画「雨あがる」を放送してたので青空文庫で読み比べ 黒澤明にしては垢抜けないと思ったら脚本のみで監督は元黒澤組助監督の人だった  映画改変箇所: 殿が主人公の浪人と決闘する 召し抱えの破談を伝えに来た役人に妻が「でくのぼう」と罵る 事の顛末を聴いた殿が再度召し抱えるように、と追手を出す 等  お客がスカッとするような改変がされていたが、原作のほうが上品で好み 周五郎の小説は淡々粛々と進んでいくのが味なので、ドタバタすると駄目ですね nhkで放送してる「誰かに話したくなる山本周五郎」は静かで好きです2024/02/10

たつや

7
映画原作集というコンセプトが良かったです。「雨あがる」は確か黒澤明の没後に遺稿が見つかり、黒澤組が集結して映画化に至ったと記憶する。原作は映画同様、人情味に溢れている。2023/03/17

たつや

5
弱そうに見えて実は強い侍伊兵衛が主人公、妻と浪々の旅に出る中、安宿で出会う人々との人情噺や、弱そうに見えて強い侍が故に、賭け試合ではいつも勝ち、貧困の仲間にご馳走をするが、妻に賭け試合をした事がバレる。笑えるシーンも多く、読後にスッキリする、名作である。2025/01/02

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