内容説明
北国の小さな村から、夢を求めて東京へ来た若者。つらい日々を送る若者へ、村に残った娘は、愛の祈りを風にのせてとどけてきます……(「しあわせな森へ」)。空とぶドラゴンの魔法のとりこにされ、家庭をすてた、「永遠」という字の書けない女の、あでやかな飛翔――(「アフレシア」)。など、ありのままの人生の美しさや愛のすがたを、花や蝶や妖精の形をかりて、きびしくやさしく語りかける、重い現実を愛と優しさでつつんだ、メルヘン12編を収録。若い女性のためのスイートなファンタジー。「もっとしあわせになりたい」――花・蝶・星・妖精……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
32
ありのままの人生の美しさ、愛の姿を花や蝶や妖精の形をかりて、きびしく時にやさしく語りかけるえりかさんのメルヘン。天性の詩人、そんな気がします。心が荒んでいるときに読むと落涙すること必至なのです。2015/08/05
agri
1
冷たい日々から想うあたたかな童話2009/06/03
ABC殺人事件
0
さよならミルキーウェイがとても良かった。2013/12/05
nanako
0
読みたい時に、何度も何度も読み返しています。特に好きなのは「はかない心」。ガラスのハートから生まれた少女がその名の通りはかない人生を歩む物語。些細なことにも感動して心を動かされて、ガラスのハートがチリチリと割れそうに揺れる少女の繊細さに憧れています。喉が乾いた時に、きれいなキラキラした水を飲むような気持ちで読んでいます。2011/11/05
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