講談社現代新書<br> 直観を磨く 深く考える七つの技法

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講談社現代新書
直観を磨く 深く考える七つの技法

  • 著者名:田坂広志【著】
  • 価格 ¥1,001(本体¥910)
  • 講談社(2020/02発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065187951

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内容説明

心の奥の「もう一人の自分」と対話する時、
直観と論理が融合した“最高の思考力”が生まれる。

あなたは自分の中に
「天才」がいることに気がついているか?

・・・

物事を論理的に考え、考え、考え抜いていくとき、
突如、直観が閃くということがしばしば起こる。

逆に、直観的に閃いたことであっても、その現実性を論理的に
検証していくということは不可欠であり、また、組織内で合意を得るためにも、
その直観を論理に落として説明できることも極めて重要な能力である。

筆者は、永年、様々な「思考のプロフェッショナル」を
見てきたが、実は、彼等は、「論理思考」にも「直観思考」にも強く、
その中間にある様々な思考法にも熟達し、
それらを混然一体として縦横に駆使しながら、思考を深めていた。

はたして、どうすれば「深く考える」ことができるのか。
いかにして直観力を身につければいいのか。
「考えが浅い」「勘が悪い」とは、いったいどういうことなのか。

すべてのビジネスパーソンに捧ぐ、思索の極意。

・・・・・

【本書の主な内容】

■第1部 深く考えるための「七つの思考法」
 ・問題の「循環構造」を俯瞰しながら考える
 ・問題の「矛盾」を解決しようとしないで考える
 ・橋のデザインを考えるのではなく、橋の渡り方を考える
 ・専門知識で考えるのではなく、専門知識を横断して考える
 ・本で読んだ知識ではなく、体験から掴んだ智恵で考える
 ・自分の中に複数の人格を育て、人格を切り替えながら考える
 ・心の奥の「賢明なもう一人の自分」と対話しながら考える

■第2部「賢明なもう一人の自分」と対話する「七つの技法」
 ・まず、一度、自分の考えを「文章」に書き出してみる
 ・心の奥の「賢明なもう一人の自分」に「問い」を投げかける
 ・徹底的に考え抜いた後、一度、その「問い」を忘れる
 ・意図的に「賢明なもう一人の自分」を追い詰める
 ・ときに「賢明なもう一人の自分」と禅問答をする
 ・一つの「格言」を、一冊の「本」のように読む
 ・思索的なエッセイを「視点の転換」に注目して読む

■第3部「賢明なもう一人の自分」が現れる「七つの身体的技法」
 ・呼吸と整え、深い呼吸を行う
 ・音楽の不思議な力を活用する
 ・群衆の中の孤独に身を置く
 ・自然の浄化力の中に身を浸す
 ・思索のためだけに散策をする
 ・瞑想が自然に起こるのを待つ
 ・全てを託するという心境で祈る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kubottar

18
日記をつけることが大事。それはSNSに書かず自分だけ見るノートや手帳に書くこと。なぜならSNSだと無意識に、他人に見られてもいい虚偽の内容が含まれていくのがよくない。2020/07/19

くろうさぎ

15
田坂さん、4冊目。ご自身が実践されてる技法をわかりやすく記してあり、今回も良書でした。『「賢明なもう一人の自分」と対話する「七つの技法」』を日々意識していきたいです。2025/05/30

まゆまゆ

15
考えることの基本は「論理思考」であるが、これを超えて究極にあるのが「直観思考」である。深く考えていくと、ある時自分の中の賢明なもうひとりの自分が降りてくる。その自分と対話する技法を身につければ、必要な叡智は自然と降りてくる。ややスピリチュアルだけど体験すればわかる、といった感じなのかな。2020/05/27

とーんぷーん

15
抽象的で難しいところがあるけど、ためになる部分も多い。「賢明なもう一人の自分」の叡智を借りるには、徹底的に自分に「問い」を投げかけたうえで、一度その「問い」を忘れることである。その後、もう一人の自分が答えを見つける。これはラッセル 幸福論に出てきたのと同じだ。でも、自分の体験から見つけたことなんだろうな。「エゴ」は、否定も肯定もせず、ただ、静かに見つめること。自分は大いなる何かに導かれている。もともと科学者なのに、ややスピリチュアルな部分もあるところが毎回不思議に思ってしまう。2020/04/27

Don2

10
本書の学び一点目は問題解決の考え方。問題の循環全体を把握した上でマシな点を特定し、それを梃子に全体改善を図る。漢方的。ストーリーとしての競争戦略と同じ思想だ。2点目は人格の切り替え。TPOに応じて温かみと冷静な判断力をもつ分人を切り替えること。私は職場や家庭でずっと同じ顔をしてるから分人論がピンと来なかったのだが、分人を意識的に切り替えない弊害も意識できた。予想外に全体にオカルティズムの香りが漂う本だが、人により集中モードに入る方法は違うし、神に身を委ねるのは逆に別に突飛な発想ではないかもなあと思ったり。2024/02/29

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