内容説明
日本、中国、米国の視点から日本の「強み」と「弱み」を分析。
新しい時代の日本の在り方についての指針を論じていく。
令和という新しい時代を迎えた日本だが、グローバル化がますます進展するなかで、日本を取り巻く国際関係は、かつてないほどに緊張感をましている。米中の貿易戦争や香港デモ、日韓問題、英国によるEU離脱、巨大IT企業による個人情報の独占など。
国家間の距離が縮まっていくからこそ、日本人がいかに、日本人としてのアイデンティティを形成していくかが、今後重要になってくる。本書では日本の文化に根差したアイデンティティとは何かを、比較文化論的な視点から論じていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nabe
4
日本人の職人気質やおもてなしは強みであり、性善説に拠って他と接してしまう点は弱みであるという。平成の御代代わりは崩御の印象が強くて明るさには乏しかったように思うが、令和では明るく迎えられ、多くの人が神代からの儀式を目にして伝統を再認識できた事は本当に日本人として喜ぶべき事と思う。 石平氏は本当に「〜わな。」っていう話し方なのか?2020/02/16
hiyu
3
対談による日本人論、日本の在り方について示している。日本に住み、日本文化に接しているはずなのにそのほとんどに気づかされぬまま過ごした身が恥ずかしくなる。2023/03/03
dai267712
3
3人それぞれの日本文化の見識が知れて参考になりました。特に加瀬先生の奥深い見識には驚きました。日本語の語源や宗教観など非常に勉強になったのと、性善説の危険性には納得するばかりでした。いい鼎談本でした。2020/03/22
コービー
2
『ジョンレノンは「おかげさまで」という日本語が世界で最も美しいと言っていた』『日本人は「灰色思考」が得意』など、日本人の特徴を再認識できました。宗教の対立が少なく農耕文化により共同的な社会が作られてきたことも関係しているかもしれません。そういえば、厳島神社が陸と海の区別がなく時間帯によって入れ替わるのも灰色思考によるものなのかも。日本人は昔から自然との融合を大切にし癒されていたのですね。2020/09/20
-
- 電子書籍
- ドラマな恋は基本から 分冊版(11)
-
- 電子書籍
- 帰ってください! 阿久津さん【分冊版】…
-
- 電子書籍
- はあとシグナル(2)
-
- 電子書籍
- 旋舞の千年都市(上下合本版) 創元SF…
-
- 電子書籍
- 十津川警部捜査行 古都に殺意の風が吹く…