内容説明
二度と卒業生から加害者を出さない!日体大が企画した「一生もの」の講義。生徒に暴力をふるった以上、スポーツ指導をする資格はないと言わなければならない。このことを、本書で紹介した子どもたちが死をもって証明している。講義には、学校の部活で我が子を亡くした親たち遺族が登壇し、
聴衆は主に体育教師やスポーツ指導者を 目指す日体大の学生、
また今まさに指導者として活躍している同大の教職員だった。
重大事故・事件から学ぶ、部活動・スポーツ教育の在り方とは―
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TOMTOM
5
体罰、指導死など学校内での、主として先生との関係性の中で亡くなった子どもたちについて、できるだけ事実を伝えようと淡々とした文章の中に、激しい怒りを感じる。意見を寄せてくれた親たちのやるせない思いが痛切に迫る。体罰死に加担させられた子どもたちの痛み、悔恨。これから教師になろうとするすべての人に読んでほしいし、実際に日体大の会にも参加してほしい。子どもを預かる、命を預かるという重みを繰り返し繰り返し、身体につくまで学び続けてほしい。2022/04/10
Mituya Hasegawa
2
読む手が何度も止まるほどの壮絶な「学校、部活動での重大事故」の内容。 とても重い内容ですが、スポーツに関わる者として胸にしっかりと刻ませていただきました。 そして来週、日体大の「重大事件、事故から学ぶ研修会」に参加します! 2022/12/08
mustache
2
確かに著者の意気込みと実践は評価できるし、体罰死や指導死の被害者の体験談には胸が詰まる思いがした。しかしMZさんが指摘するような事実を見ると、日本のスポーツと暴力的指導との結合が歴史的にあまりに強靭なままに成長していて、これを正常化するためにはもう少し別のアプローチも必要な気がする。2022/09/10
Kaz sato
2
スポーツ愛好者として、読むのが辛く苦しい本でした。どうしてもスポーツの素晴らしさや気持ちよさばかりを求め、スポーツの危険性に目を逸らしていた自分がいます。安全への配慮、選手の心身の健康はスポーツの大前提であり、それを疎かにしてスポーツの楽しみはありえないことを痛感しました。また、スポーツを伝える者として、登場する指導者達の非人間性に失望と激しい怒りを禁じえませんが、対岸の存在ではなく誰しもそうなる危険性をはらんでいることを肝に銘じて自身の行動を律し、周りに伝えていこうと思う。2021/07/23
OideyasOideyasu
2
あ、あの事件の詳細ってこうだったのかと考えると、なかなか次のページをめくるのが躊躇されるくらい考えさせられます。ただ、日体大に赴任した著者が持った初めての感想、おもしろかった2020/01/20
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