内容説明
憲法の主要判例の意義・位置づけを明らかにする憲法判例教材の決定版。旧版刊行以降に示された,最高裁大法廷判決2件を含む5件を追加し,基本的人権総論・法の下の平等・精神的自由・経済的自由に関する106件の判例を収録した。
目次
〔基本的人権〕
1 総 論 外国人の政治活動の自由/私的団体における女性差別/公務員による政党機関紙の配布/幸福追求権など24件
2 法の下の平等 嫡出性の有無による法定相続分差別/女性の再婚禁止期間の合憲性/夫婦同氏制の合憲性/所得税の不平等など8件
3 精神的自由 「君が代」起立・斉唱の職務命令と思想・良心の自由/神社敷地としての市有地の無償提供/わいせつの概念/集合住宅へのビラ投函と表現の自由/ウェブサイトの検索結果の提供とプライバシー/名誉毀損と事前差止め/NHK受信料制度の合憲性/公安条例の明確性など56件
4 経済的自由 薬事法違憲判決/司法書士法の資格制/事後法による財産権の内容変更の合憲性/暴力団員への住宅明渡請求を認める条例の合憲性など18件
計106件 ほかAppendix 9件