OODA 危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント

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OODA 危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント

  • 著者名:小林宏之【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 徳間書店(2020/01発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198650179

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内容説明

OODAとはObserve―Orient―Decide―Actのループの頭文字をとったものである。
具体的には、情報収集―状況判断(認識)-意思決定-行動の一連のマネジマントで、変化や予期せぬこと、想定外の事態など、非常時、危機管理に対応するための意思決定のマネジメントサイクルである。一方、業務改善、効率化、品質改良などのマネジメントサイクルであるPDCAは、広く日本社会にも定着が、これは平時のマネジメントサイクルである。PDCAとOODAの決定的な違いは、PDCAは計画が出発点であるのに対してOODAは観察(情報収集)と状況判断(状況認識)である。さらに、PDCAとOODAとは、一連のループ、マネジメントサイクルに要する、求められる時間には桁違いの差がある。OODAは朝鮮戦争を経験したアメリカ空軍のパイロットにより考案された。戦闘における意志決定のループである。敵機や周囲の状況を眼で見て、状況を把握・判断し、自機の採るべき行動を意思決定して操縦し、敵機を打ち落とす。撃墜するか撃墜されるか、生死を分ける意志決定であり、まさに危機管理における究極の意思決定のループであると言ってよい。世界経済のグローバル化、発展途上国の成長、技術革新の目覚ましい発展などにより、今までの常識では予想がつかない出来事、激しい変化に対応する必要が生じてきている。こうした背景からアメリカでは、ビジネスにおいても再びOODAが注目されるようになった。その理由は変化の速さに対応するためには、平時におけるPDCAとともに、OODAの意思決定ができる体制を整備しておく必要があるからだ。その整備とは、企業風土、組織体制、リーダーの人材育成、業務モデルなど、さまざまな角度からの包括的な変革を要する。危機管理と危機対応能力。これが現代社会では求められているのだ。政治家や官僚、また企業など昨今のさまざまな不祥事への対応例からOODAの仕組みを解説し、新時代に必要なリーダー像を構築していく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

37
PDCAが継続的に改善する手法であり、「平時」におけるマネジメントサイクルであるのに対し、OODA(ウーダ)ループは変化の激しい時代のものであり、現代に適した手法である。著者は日本航空の元機長であり、現職の時からOODAと同様の手法を採用し、有効であることを体験したきたようだ。悲観的に準備し、楽観的に実行するという手法はマネジメントを行う人が身につけるべき手法だと思う。講演依頼も多いためか事例も豊富でわかりやすい。2022/10/21

まさや

5
航空戦に臨むパイロットの意思決定をするためにつくられたものだそうです。2020/11/15

リハヒロ

2
OODAループについて書かれている。PDCAサイクルと似ているようで、失敗を活かす点で違うのかと。PDCFAサイクルなら問題ないとも 2020/02/22

Takateru Imazu

1
OODA 危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント 著:小林宏之 「OODA」は戦場のような変化がきわめて激しいときに適した考え方である。ますます変化のスピードが増している現代で、さまざまなリスクに対応したリスクマネジメント・危機管理の必要性により、「PDCA」ではなく、「OODA」をマネジメントのループとして取り入れることが増え、「OODA」こそがビジネスシーンでも主流になってくるだろう。 PDCAは「計画」から始まるため、準備が必要となり、現場での臨機応変さに欠けるというデメリットが2024/12/22

1
自身の内部に原因をもとめる。今起こっていること→原因ではなく、条件だと捉える。2021/05/15

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