内容説明
教育について、語らぬ者はない。誰れでも容易に手軽に、全員参加で首をつっ込めるのが、教育論議である。論じるのは自由だが、影響力があるから、始末に困る。加害者に罪の意識がないから、悪質だ。被害者の身にもなってくれ、と悲鳴をあげる高校生諸君に、一片の惻隠の情を寄せながら、切実な問題にパラドックスの真理でもって答える「親不孝のすすめ」をおくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきのすけ
1
ちょっと「古い」感があることは否めないけれど、まぁまぁ面白い。親と子では分かりあえない部分があって、衝突したり、距離を取ろうとしてみたりするものだが、それが「独立宣言」であって、分かりあえないことを包括しつつ良好な関係が築けたら、それでいいのではないかな。親の方は同棲に対して不純なイメージを持つのに対して、若者の方は現実生活を効率よくするため、ととらえているあたり、イメージが現実と乖離していて思わず笑ってしまった。2011/01/20
サカナヘン
0
【★★☆☆☆】高校生のとき、読んだら面白かったのかなと。2009/09/29
羊男
0
★★★1983/11/03