声優ラジオ“愛”史 声優とラジオの50年

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声優ラジオ“愛”史 声優とラジオの50年

  • 著者名:村上謙三久
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 辰巳出版ebooks(2020/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784777823550

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内容説明

アニラジはこうして作られた! 第1次声優ブームの深夜ラジオ、大阪発の元祖アニラジ、90年代アニラジバブル、WEBラジオの誕生、そして現在――。当事者の証言から紐解くラジオと声優の50年史!

【目次】
■第1章『自分の言葉で話す勇気』
証言者:日高のり子

笑福亭鶴光から学んだトーク術/深夜ラジオはリスナーとの遊び場/優しいWEBラジオの功罪/ラジオで話すことがブレない自分を作る

■第2章『アニソンの変遷から見た声優とラジオ』
証言者:岩崎和夫

異例のアニソン番組ができるまで/声優の歌手活動が論争になった時代/揺るがない林原めぐみの信念/音楽第一、リスナー第一を貫く/雑音混じりでも魅力的なパーソナリティ
〈コラム〉
野沢那智と白石冬美
声優が深夜ラジオの中心だった時代

■第3章『初めてのアニラジを作った男』
証言者:片岡義朗

麻上洋子のために生まれた企画/飲み会で決まったシモネタという方向性/伝説の田中真弓OBC立てこもり事件/声優とスタッフの衝突と断絶/三ツ矢雄二はすでにカミングアウトしていた!?/アニメと連動した初めてのラジオ/2.5次元で活きた『アニメトピア』の経験

〈コラム〉
林原めぐみと小森まなみ
90年代アニラジブームの先駆者

■第4章『史上最も顔が売れたオタクディレクター』
証言者:おたっきぃ佐々木

1人のオタクが國府田マリ子と出会うまで/文化放送でアニラジを始めた男・岡田渥美/おたっきぃ佐々木の誕生/もう1人のディレクター・佐藤卓矢/丹下桜、緒方恵美、井上喜久子……関わった声優たち「/パーソナリティをやってほしい?バカじゃないの」/「これだったら俺でも作れそう」と思わせる番組/突然やってきた快進撃の終焉/いちオタクであり続ける矜持

■第5章『専門誌編集長が目撃したアニラジブームの裏側』
証言者:永井和幸

初期の声優マスコミが抱えていた問題/リスナー上がりだからこそ生まれた企画/中心にいた國府田マリ子と宮村優子/神谷浩史と関智一の好対照な思い出『/アニラジグランプリ』の終わり/アニラジしか知らない危うさ

■第6章『コンビニ店員、時々アニラジ』
証言者:鷲崎健

ラジオ界にコミットしない男/コンビニ店員兼ギター弾き/突然の電話で『スパラジ!』が始動/鷲崎から見た田村ゆかり、堀江由衣、水樹奈々/0から1が生まれる瞬間の感動
■第7章『音泉が貫いた“素人思考”と“PRありきの姿勢”』
証言者:松永芳幸&小原康貴

WEBラジオに向けられた冷たい視線『/うたわれるものらじお』が状況を変えた/玄人思考にとらわれない現場作り/今だからこそ生まれた『佐倉としたい大西』/“こうあるべき”というこだわりはいらない

■第8章『Vステはジャーナリスト精神で作られた』
証言者:兼田健一郎

報道記者が感じた國府田マリ子の衝撃/声優エンタメ界における岩田光央の役割/兼田から見た佐藤卓矢と時代の変化/複合文化の象徴・鈴村健一/ラジオは消えるがラジオメソッドは残る

〈コラム〉
“ラジオ特化型声優”鈴村健一
深夜ラジオと朝ワイドでの挑戦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

25
図書館本。<本書は第一次声優ブームの末期にあたる60年代後半から深夜ラジオで活躍した野沢那智&白石冬美、若山弦蔵を1つの起点と捉え、現在に至るまでの50年間を 当事者たちの証言から紐解いていく>(はじめにより)東の長寿番組「ノン子とのび太のアニメスクランブル」の日高のり子、西の長寿番組「青春ラジメニア」の岩崎和夫アナウンサーの証言からはじまり、90年代の大きなブーム、そしてWEBラジオの登場などその変遷をおっています(続く2020/02/14

たか厨

21
読み友さんの感想で興味を持ち、取り寄せ。2019年刊行。若山弦蔵、野沢那智&白石冬美らが深夜ラジオで活躍を始めた1960年代後半を起点として、声優とラジオにまつわる50年史を、関係者の証言も交えて、俯瞰した一冊。一番興味深かったのは、私が愛聴していた初のアニラジ番組『アニメトピア』について触れた箇所。成立経緯(企画者が麻上洋子のファン)や初代パーソナリティの交代の理由(麻上&吉田理保子とスタッフが、番組の方向性で大喧嘩)、制作側が準レギュラーの三ツ矢雄二の人柄を見込み、(続)2020/05/26

スプリント

13
声優がパーソナリティを務めるラジオ番組に関わった人々へのインタビューで構成されたラジオ史です。業界への関わり方やラジオというメディアの今後などに興味を惹かれました。2020/01/04

akihiko810/アカウント移行中

12
図書館本。「パックインミュージック」から始まってネットラジオに至るまで、声優ラジオ業界人にインタビュー。印象度A-  今やマイナーな感あるラジオの中でもさらにニッチな声優ラジオ(アニラジ)インタビュー。アニラジについてはちらりとしか聴いたことないし、「うたわれるものラジオ」が人気だったくらいの認識しかないが、かなり面白い話だった。特に地上波ラジオとは一線を画す、ネトラジの「音泉」についての話は楽しかった。いい感じの島宇宙(排他的故に、リスナーの結束が強い)コンテンツなんだと思った。2020/10/15

ふくみみ

9
自分が声優ラジオに触れたのは1年半くらい前からなので興味深く読んだ。アニメなら声優は演じるのが仕事だが名前を看板としたラジオは本人の良さを最大限に引き出してこそだと思う。それを本人がやり切ったのが林原めぐみさんだがスタッフとのタッグで実現する方法もあるのだろう。 おたさささんの章は勢いのある時代に乗ってやれることは全部やった感がある。 鷲崎さんはマシンガントークで場を繋ぎながらゲストの人柄を見て魅力を引き出していくのが特徴なのかなと思う。 私が知ってるのはこの後なので直近をまとめた本も読んでみたい。2020/02/09

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