新潮新書<br> 「人生百年」という不幸(新潮新書)

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新潮新書
「人生百年」という不幸(新潮新書)

  • 著者名:里見清一【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 新潮社(2020/01発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106108440

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内容説明

人は必ず老いて、寿命が尽きて死ぬ。医者も患者も家族も、国家も、この当然の真理を直視できずに目を背ける。「人生百年時代」などと浮かれているが、この長寿社会は人々に幸福をもたらしているのか。長生きのみを目的にする医療にはいかなる歪みが生じるか。癌患者にとって本当のハッピーエンドとは何か。臨床医として常に「死にゆく患者」と共にいる著者が、遠慮忖度なく現代医療の抱える根本的な矛盾を衝く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大先生

10
ポリコレなんて気にしないフランクな感じが素敵です(笑)ファンになりました。KY感に共感しているだけかもしれませんが(苦笑)私が肺癌になったら、里見先生に診ていただきたい。私は煙草吸いませんが、人生何が起きるか分かりませんからね(酒飲みなので、肝臓ガンの方が可能性高いか…)ピンピンコロリが理想とは言っても現実は厳しいんですね。回復の見込みのない延命は不要という御主張には賛成です。国民皆保険制度の崩壊が近づいているわけですから、将来世代のために出来る事はしたいですよね。たとえ、自分の寿命が多少短くなっても。2021/08/03

大先生

9
肺癌や大腸癌のⅣ期で一般的には治癒の可能性がゼロに近い患者でも7割は「治る可能性がある」と思っているそうです。客観的には緩和ケアの方が良さそうでも本人が治療を望むケースが多くあるということですね。国民皆保険が崩壊しないようにするためには、【人が死ぬのは当たり前】という感覚を取り戻す必要がありそうです。まあ、自分が死に直面したときにどういう行動をとるのか、分かりませんがね(汗)2024/09/11

ぶっくlover

9
現役の医師が書いた医療の実状。 逼迫している医療保険制度のこと、医師の働き方改革のこと、死についての世の中の風潮のこと、接してきた患者のこと等々… 「75歳以上の高齢者には延命医療ではなく緩和医療を」「高額薬は国を破綻させる」と訴えている筆者、今の医療の在り方を考えさせられた一冊でした。2020/09/05

乱読家 護る会支持!

6
人は必ず老いて、寿命が尽きて死ぬ。医者も患者も家族も、国家も、この当然の真理を直視できずに目を背けている。 人生百年時代が本当に素晴らしいものなのか、長寿は本当に素晴らしいのか??? 新型コロナウイルスは感染力が強くインフルエンザよりも致死率は高い。しかし、ガンで無くなる人、インフルエンザを原因とする肺炎で亡くなる人は、新型コロナで亡くなる人よりはるかに多い(2020年4月の段階では) この新型コロナは、「人は死ぬ」という客観的事実を直視できない現代人によるパニック現象のように思う。2020/04/13

takao

4
ふむ2024/03/18

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