内容説明
ささいなことにイライラするのに
肝心な時には上手に怒れない……。
怒りに負ける人、必読!
小さなイライラは消し、大きな怒りは原動力に変える。パワハラや危険運転など、理不尽な他人の「怒り」から自分を守り、怒るべき時には正しく怒る。怒りの感情と上手に付き合う心理トレーニング「アンガーマネジメント」が身に付けば、仕事や人間関係が劇的に変わる!
※本書は2016年3月に小社より刊行された『怒りに負ける人 怒りを生かす人』を改題し、加筆修正したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かきし
8
普通に生活していれば怒りの感情に苛まされる場面もあるわけで、怒りの感情をどうコントロールするかが大事。 時には怒ることも大事、ただし信念を持って。 だって合理的に考えて怒らない方が得に決まっているのだもの。 「キレそうになったら6秒待つ」 「怒っている自分への実況中継」 「下へ怒るときは一貫性を持って」 「ソリューションフォーカス~原因や理由よりも目標や理想を実現する解決策にフォーカスして怒る」 自分、怒りの沸点はそこまで低くはないと思っておりますが勉強になりましたです。2024/02/29
takakomama
8
短気な人、怒りっぽい人のそばにいると、私までイライラしてしまうこともあるし、八つ当たりされるのはきついです。アンガーマネージメントは怒りの感情と上手に付き合う心理トレーニング。イライラはしないようにするけれど、怒るべきこと、怒るべき時には正しく怒る。「怒る」か「怒らないか」は、自分が決めること。アンガーマネージメントを実践して、怒りっぽかった著者自身が変わった体験談がよかったです。2020/02/16
ohion
6
「実践」の文字が表題にあったので読んでみた。昨年末に読んだ本のほうが、アンガーマネジメントするにあたっての手法が印象に残る。今回は、自分の大事にしたい、守りたいことが怒りの元になること。溜め込むのではなくうまく怒りを表出させることが大事ってことが印象に残る。自分で使い分けろってことかな。2020/02/18
ひろ
5
「怒ってはダメ」と否定するのではなく「怒りを生かす」ことに焦点を当てていて、とてもわかりやすかった。アンガーマネジメントはアメリカで生まれたものだが、著者は日本人、日本社会の特質を研究し、アメリカのそれと比較することにより、日本人にうまくフィットするものにして拡めているところに価値がある。日本人は必要なときに「うまく怒れない人が多い」というのは、自分のことや、ここ数年の事件を見てもよくわかる。怒りにふりまわされない三浦和良さん、怒りをポジティブなエネルギーに変換してきた松本人志さんが印象に残った。2022/10/12
marynokawari
5
下記2点を主に解説しておりためになりました。 ・本当に今この状況で強く怒る(イライラする)必要があるのか考える ・怒る必要のある場面で、自己中心的な言葉を周囲にぶつけるのではなく、改善して貰うにはどうするか 日本人はむしろ必要な時に怒れないことが多いらしく、本書を読むとむやみに我慢・コントロールすべきだと受け取ってしまうかもしれませんが、違います。 2021/01/31