内容説明
30万部以上の大ベストセラー「憲法九条を世界遺産に」続編刊行!
安倍政権の任期が終わる2021年9月までに、かなりの確率で、日本初となる憲法改正・国民投票が行われようとしています。しかし、私たちに改正の是非を直接問われるにもかかわらず、判断する準備が出来ていません。それは日本にとっての憲法の位置づけが不明確なまま今日に至っているからではないでしょうか?
本書では、『憲法九条を世界遺産に』の著者、爆笑問題の太田光氏、宗教学者・中沢新一氏に、日本人にとっての「憲法九条」の本質について語っていただきました。それは、日本の国の成り立ちにかかわる重要な提言でした。是非ご一読ください。そして、きたるべき国民投票に、ご自身で納得された一票を投じてください。
日本人なら知っていなければいけない事実が満載です!
国民投票結果は、二度と変えられない!
日本人にとって、もっともふさわしい憲法とは何か? 憲法改正が現実的に私たちに問われようとしている今こそ、改めてみんなで考えたい。太田光氏・中沢新一氏が右でも左でもなく、日本の伝統の「どまんなか」に立って、日本国憲法の本質を炙り出していきます!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yutaro sata
24
あとがきに記されているように、以前ほど憲法改正の緊張感がなくなったなかでの対談ということもあり、憲法九条についての本というよりは、それを含む日本論、日本人論になっているという印象。だがそれでもとても面白い。河合隼雄さんの中空構造の概念が日本人の心性にぴたりと来るという話は自分の中でもう少し深めてみたいところ。お笑いが日本文化の中でものすごく重要な位置を占めるのは、物事を揺り動かす存在こそが大切だからで、その役割は天皇もまた芸能者として担っているという話などがある。2023/08/26
ま
24
前作は読んでないけども図書館で手に取った。憲法は言うまでもなく国の最高法規。なのでついつい憲法が一番下の土台というか、そのさらに根っこまでは考えが及ばないもの。しかし憲法は国の成り立ちとか国民性と不可分だなと思わされる。もう冷めちゃった感はあるが、本気で憲法改正するんならこの辺意識せざるを得ない。あえて曖昧さを残しておくのも多分一つの法技術ってことはあるんだろう、特に憲法の場合は。ただ中沢氏のいう中空構造はもう一つよく分からなかったけど。2021/12/04
活字@れつだん先生
0
太田光が中沢新一に思うことをぶつけた前作とは異なり、中沢新一の演説に太田光がちょこちょこ喋るだけ。また中沢新一の演説がつまらない上に同じことの繰り返しで、太田光も大したことを言っていない。相手が太田光である必要性がない。前作はとてもよく記憶に残ることばもあったが、これは読むだけ時間の無駄だった。2020/09/08
だだだ
0
共感しあう2人の対談にスリルはなく、言いたいことは1つな感じ。対談の本、一方の発話が多いと読みにくい。2020/07/27
光太郎
0
冴えない対談2020/07/26