内容説明
渋谷南署生活安全課防犯係所属の矢沢龍一は、捜査のためならば違法捜査も躊躇わない危ない刑事。邪魔をする奴はその弱みを見つけて恫喝する。そんな矢沢が今回目をつけたのは、特殊詐欺グループを率いる謎の男。闇に隠れ決して表に出てこない詐欺の帝王を引きずりだすため、いつもにまして危険な捜査がスパークする!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fuku3
7
2019年12月30日読了。沢里裕二氏は官能小説がメインで刑事物は添え物程度でした。しかし今作は本格派な刑事物としてリッパに成立させています。多少は官能部分はありますが⁉︎合成麻薬を塗り薬にし陰部に付着して殺人の凶器にしてしまう⁉︎驚きの発想⁉︎主人公の矢沢がボコボコにされた後に脱出の為、自ら覚醒剤を打ち 見事に脱出に成功⁉︎凄い‼︎署長を署長とも思わす顎でこき使う⁉︎麻取や国税Gメンなど各種入り乱れ甚だ荒唐無稽だがなんだカンダで矢沢が生き残り全部片付けてしまう‼︎尻拭いをするのは多分署長の西城だろう⁉︎2019/12/30
はっか
2
悪徳刑事と言うほど悪徳ではないような気がする。悪を制するにはお金がかかり、悪党から調達するのが手っ取り早い良い方法かも。絵里香と最後の方にちょっと出てきた夏帆の活躍が好き。ストーリーも予定調和でハラハラするものの安心して読める。2020/06/21