内容説明
ある雨の夜やってきたおかめ顔の猫「しい」ちゃんは、臆病で甘えん坊、そして暴れん坊の女王様だった。隣の先輩猫をいじめたり、ノミにたかられたり、風呂に落ちたり……。それまでの、ひとり静かに暮らしていた日々はお陰で一変、大騒ぎ。たまには腹も立つけれど、かけがえのない存在、しいとの「愛情生活」を綴る、笑えてジンとくるエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
284
猫にゆかりのある作家さんは多いが、わたしの中では群さんは元祖的存在。故あって群さんちの子になった「しいちゃん」との毎日。伝説の編集者・石原正康さんのあとがきもよかったな。2018/02/17
yomineko@猫と共に生きる
65
読み友さんからのご紹介です✨本当に面白かったです😸猫を飼わないと決めていた群さん。でもしいちゃんの可愛さの虜になってしまう。おかめ猫ってハチワレの事なんですね😻しいちゃんは雌だけど活発過ぎて群さんの生活領域にぐいぐい入って行って邪魔をするwwwそれがまたかわいい。2002年連載だったので、もしかしたら今はしいちゃんがいないかも知れないと思うと悲しくなる。2022/01/11
あつひめ
37
猫と暮らしたことのある者なら大きく頷いたり、あらあら…と困った顔になったり…。いろんな思いを感じさせてくれる1冊。そして今から猫と暮らしたいと思っている者には、いろんな覚悟をさせるような1冊でもある。犬や猫と暮らすことは男と暮らす同棲のようなもの。縁がなくちゃ暮らすまでには至らない。我が家の猫もチョーお姫だし…。しぃちゃんほど甘えっ子ではないけど、猫でも個性が強い子っているんだなぁ…と微笑ましくもあり。しぃちゃんのお陰で群さんも書くことに事欠かなくて、ただ飯喰らいの猫じゃなく招き猫みたいでよかったですね。2011/10/03
椛
27
先日「咳をしても一人と一匹」を読んで久しぶりに群さんのエッセイが読みたくなり、久しぶりに引っ張り出してきて再読。 2022/01/04
ひらちゃん
27
しいちゃんが人間のようにお返事するのが可愛い(>ω<)なつかれるのは嬉しいけど、しいちゃんほどになると困っちゃうかも。猫の性格もあるんでしょうね。赤ちゃんを育ててるかのように錯覚しました(笑)2015/10/14