内容説明
現在わが国では，メンタル不調で入院・通院している患者は推定50万人と言われ，現在職場復帰できない休業者の割合が３割を超えている企業が半分もあるという事実が確認されている。そしてさまざまな理由から自死を選ぶ人はおよそ年間3万人に達している。
本書には，メンタル不調で休職していた社員が安定した就労ができるように，段階的な復職訓練や休職中の過ごし方，メンタル不調を予防するための知見から医師・会社の管理者との接し方といった実践的な対応の仕方が数多く解説されている。
著者は，「労働衛生コンサルタント」資格を持つ医師であり，精神疾患で休職した労働者が着実に仕事へ復帰できるためのプロフェッショナルサービスを多くの企業で提供した実績を持つ。休職・復職で悩む当事者と家族，企業の人事労務担当者産業カウンセラー，精神科医，心理士，精神保健福祉士等のためのセルフケアガイドブックである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なるみ（旧Narumi）
24
休職・休業者だけでなく、休学者向けにも書かれていた章がありました。2019/05/17
ふじわらこじゅ
2
メモ:良書だった。 2019/12/02
カラ崎検査官
2
内容よりも、文章校正の粗雑さがどうしても気になってしまう本でした（たとえば、P29では、それまで一度も言及されていなかったのに「前述の『生活記録表』」という一文が突然出てきたり、P139の「”First,Do Not Harm”」以降のくだりに至ってはきわめて読みにくい文章でした）。第Ⅱ部では復職までのプロセスが具体的に示されており、参考になると思いましたが…。2016/12/25
kojyasu
0
あまり見どころなし。他の本を読みましょう。2021/09/25
水城
0
不調者のためといいつつすごく分かりにくかった……全体的にちょっとピントがずれてるような。各自治体の支援など書いてあるのかと思いきやまったく書かれておらず。食生活もおそらく当事者からしたら「それができたら苦労しない」内容も多かった。分かりやすい部分もあったけど。2018/09/09
