角川文庫<br> 相続レストラン

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角川文庫
相続レストラン

  • 著者名:城山真一【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2020/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041084175

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内容説明

金沢・ひがし茶屋街のレストラン〈グリル・ド・テリハ〉。料理が評判のこの店には、人気の理由がもうひとつ。「相続トラブル、解決します」元税理士のウェイター冬木のもとへ、相続に悩む客が訪れる。ある女性の相談は、急死した父の遺産について。家族に内緒で連帯保証人になり、6000万円の負債が残されたのだ。さらに隠し子だという男も現れ――波乱の遺産ドタバタ劇、丸く収める冬木の秘策とは? おいしくて役に立つ、相続ミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

95
金沢でウエイターとして働く元税理士が相続問題の相談に乗るため相続レストランと呼ばれている、父親が亡くなり兄弟3人で相続するのは自宅と事業用の施設そ少しの現金、そこに発覚した連帯保証人になっていた借金、思い出ある自宅だけは残したいという娘の相談だったか、兄の出生や隠し子騒動次から次へ発覚する問題、よく莫大な資産がある相続より、土地のみが資産という相続の方がより揉めるというが、仲の良かった兄弟が相続で骨肉の争いになるという話はよく聞く、相続は難しい。相続についてもためになりミステリー要素もあり面白かった。2020/06/08

タイ子

79
金沢にあるレストラン。ウェイターの冬木は元税理士。来店者の相続の疑問、悩みを解決するという店のサービスにもなっている。ある日、父親が急死して相続の相談にと女性が来店。父親が残した遺産を調べるうちに莫大な借金とか隠し子まで現れ事はややこしいことに。遺産というものは無いようであり、あるようで無いという、残された者たちに事情が伴うと尚更複雑になるという面倒なもの。冬木の解決策とは?!冬木の過去が語られる中「看守の流儀」の火石刑務官の名前が登場してちょっと嬉しくなる相続ミステリー。2020/03/04

アッシュ姉

64
看守の流儀の続編が見つからなかったのでタイトルに惹かれたこちらを。人気レストランの売りはシェフの美味しい料理とウェイターが相続トラブルのアドバイスをしてくれること。新鮮な設定で面白かった。シリーズのあの人が名前だけチラッと登場したのも嬉しい。背景を知りたい主要人物がまたいるので、ぜひ続編を今度は連作短編で読んでみたい。2024/11/21

はつばあば

61
あらまぁ、この方「看守の流儀」と先日購入した「ブラック・ヴィーナス」の作者さんやったんですね。二日程前から頑張って読んでいたのですが・・相続終わってホヤホヤの私にはキツイ読み物でした。でも読み友さんの皆さんには是非相続前に読んで欲しいと思います。相続というものは揉めないで終われば最高に幸せ。死んだ親にも堂々とあの世で出会えます。持って死ねないんだもの・・老後を幸せに過ごしたいもの・・と私と末弟は90%を長男である弟に。残りの10%を末弟と私が。「末弟にそれでいいんか」と私は再確認。2020/10/10

Kazuko Ohta

54
弟が亡くなるまで相続のことなんてまるで知りませんでした。両親健在だから私は法定相続人ではないけれど、それでもこの2カ月でどれだけ詳しくなったことか。お料理絶品のうえに相続に関する相談までできるレストランが本当にあれば、流行るかもしれません。ひとつずつ相談事を片付ける短編集かと思いきや長編でした。不動産があって隠し子もいたら、そりゃ大変。装丁からイメージするほど軽い話ではなく、かといって妬み嫉みが渦巻くドロドロ話でもないから気は滅入らず。『看守の流儀』で知った作家ですが、こっちも面白い。シリーズ化できそう。2022/08/13

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