- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
「生と死」「愛」「自己と他者」「幸福」「生きがい」――。誰もが関心をもつ「人生の根本問題」の見つめ方を、日本を代表する哲学者が、古今東西の先人たちのテキストを縦横無尽に援用しながら解説。自分の生きる道を求め、悩みながらも真摯に生を引き受けようとする人々に向け、人生の複雑で微妙な問題をひとつひとつ丁寧に分析し、解明する。やわらかな文体で、読者とともに寄り添い導いてくれる不朽の名作、待望の文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さえきかずひこ
14
ルカーチが1948年に『実存主義かマルクス主義か』で実存哲学には社会への視点が欠けていると批判したが、著者はフッサールの間主観性やハイデガーの共存在といった概念を、理性的な人間主義に結びつけ、人生がいかに辛苦と困難に満ちていようと、つねに善く生きようと絶えず励み思索しそのうちにあって生きることこそ、正しいとする。本書でも論じられているが幸福を求めるとは倫理的な営みであって、有徳に焦がれそれをひたすらに追い求めるということなのかもしれない。渡邊二郎の熱く滾る倫理学のエッセンスに触れられる名著。オススメです!2020/09/05
kazyasuda2
1
問題提起の章は、何のために生きているのか、別れとどう向き合うか、について説得力のある書き出しだが、具体論に入ると、クォートが大部分を占めていて挫折した。また時期を見て見直してみたい。2021/05/10
Ex libris 毒餃子
1
教科書的内容だったので、各セクションごとのメインテーマを色々な哲学者の視点から探れました。2020/08/13
すべての
0
筆圧強めのヒューマニズム。人間に興味がないので余り刺さらない。2024/04/17
フリウリ
0
本書で繰り広げられるテーマは、「生と死を考える」「愛の深さ」「自己と他者」「幸福論の射程」「生きがいへの問い」の5つ。放送大学での講義がもとになっているので、さまざまな背景をもちながら社会で働いている人が、読者対象である。「人生」にかかわる5つの側面について、古今東西の哲学を端緒としつつ、渡邊二郎の哲学が展開される。その内容は、きわめて深い。愛を知り、死を知り、やがて生きがいや自分自身の存在を問わざるをえなくなる「ひと」にとって、大切なことが書かれている。何度も読み直すことができる名著だと思う。102022/11/14
-
- 電子書籍
- 俺と娘の子供食堂~シングルファーザー奮…
-
- 電子書籍
- ネットワークスペシャリスト試験 午前 …
-
- 電子書籍
- 絶景イルミネーション&ナイトアミューズ…
-
- 電子書籍
- どろろと百鬼丸伝 1 チャンピオンRE…
-
- 電子書籍
- 兄の嫁と暮らしています。 2巻 ヤング…