内容説明
クリスマス間近のある夜。昴の乗った京浜東北線最終電車の第二車両が、突如消え去った。気づいた昴がいた場所は、まだ開通していないはずの高輪ゲートウェイ駅――そこは、5年後の未来だった。
失われた時間に、最愛の彼女を亡くしていた昴。そして、様々な事情を抱える瞳、勇作、晟生、真太郎の乗客たち五人。変わり果てた未来に追いつけないでいた昴たちは、過去に戻れる可能性があることを知る。
ただし、戻れるのは一人だけ――。
衝撃の結末を読み終えた時、はじめてこのタイトルの意味に涙する――未来と過去をつなぐSF青春ラブストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
66
タイムトリップを絡めた男女5人の群像劇。一所懸命生きている人たちは素直な感動を呼ぶ。登場人物全員に共通した体験をきっかけに、生きる意味を見つめ直し、人生を取り戻そうともがく姿がとてもよかった。2020/02/26
よっち
43
クリスマス間近、ベテルギウス超新星爆発を観測した日の夜。昴の乗った京浜東北線最終電車の第二車両が突如消失。5年後の開通していないはずの高輪ゲートウェイ駅に飛ばされてしまうSF青春小説。いきなり直面する五年後の世界に呆然自失とする昴、瞳、勇作、晟生、真太郎の乗客たち五人のそれぞれの事情。彼らに突き付けられた五年の経過によってもたらされた変化は残酷で、それでいて変わらない想いもあって、そんな彼らが出会った運命の悪戯と、諦めきれない想いを取り戻すべく奮闘したその結末には確かな救いがあってなかなか良かったですね。2020/03/22
ゆなほし
40
昴の乗った京浜東北線最終電車の第2車両が突如消え、気付いた昴がいたのはまだ開通していないはずの5年後の高輪ゲートウェイ駅だった―。これは凄い。とても綿密に練られたSF青春ストーリーである。よくあるタイムリープものなのに、ベテルギウス大爆発と絡めた発想は大変素晴らしく、科学的に荒唐無稽にならず、また舞台を高輪ゲートウェイ駅としたこの現代感も最高に良い!かなり本格的なSF小説ではあるが、しっかりと「青春」要素もあり、この融合が絶妙なバランスで物語をまとめ上げている。F時に込められた意味も感慨深い。2020/05/20
まるぼろ
23
クリスマス前の12月、彼女の真夏と喧嘩してしまった佐野峯昴が乗った京浜東北線最終電車の第2車両は、昴を含めた五人の乗客と共に忽如として姿を消したが、五年後の高輪ゲートウェイ駅にその車両は姿を現し…というお話です。あらすじ通りのタイムリープ物ですが、登場人物それぞれにしっかりと役目と目的があって読んでいて面白かったです。昴が過去へ戻るのかと思いきや、晟生さんが役目を肩代わりしてのエピローグにて悲しいものがあると思っていましたが、せめてもの救いがあって良かったかと。次回作にも期待しています。2020/08/23
秀玉
14
読了。ワードで作成の作家ごとの購入記録で読んでいたことを知る。読み始めて高輪ゲートウェイ駅が出てきて、既視感があったけど、気が付かなかった。ここまで読んだ記憶が無かったはびっくりだ。つまり2冊購入したということ。ワードの記録によると前回購入本は「売り」と記載しているのでメルカリで売ったのだろう。今回は売れないので、ブックオフで5円でお引き取りとなった。本の内容は面白かったけど、タイトルがなっていないねえ。このタイトルで少年、児童書のようなタイトルだ。このタイトルで良かったの?だって二人の君はいないんだけど2026/05/06




