内容説明
元刑事の鯨井義信は、環状線で黒服集団に囲まれた柚木雅子を、定年後の常連と協力して救ったことをきっかけに、私製の正義の実現を目指す。数多の犯罪の芽を摘んだ鯨井たちは、「正義」への考えを新たにする
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coldsurgeon
6
定年退職したお男たちが、自由に使える時間を生かして、社会に蔓延る悪に立ち向かう。物語として面白いが、展開がおおざっぱすぎるのか、盛り上がりに欠ける。2020/05/07
ジニー
2
★★☆☆☆2023/08/31
レイコ
2
作者は1933年生まれ。ベテランというか手練れというか、サラサラと書き上げてしまったんだなあと想像される。そのせいか初版は2017年だけど、どこを切り取っても昭和臭が香ばしい。女性の名前、描写、セリフが特に。時代がある点でストップしているのは残念だけど、特定のターゲットにささればそれで良いのかも。リタイア男達が若い女性の協力を得て世直しする物語はまるで現代版水戸黄門。そう割り切って読む分には軽く楽しめる。男は強く、女は美しくあることはこの分野では鉄則だね。2022/06/11