内容説明
現代落語の「中興の祖」と評される立川談志。若くして天才と呼ばれ、歯に衣着せぬ毒舌でマスコミの寵児ともなったが、彼の本質は「誰よりも深く落語を愛し、格闘し続けた男」という一点にある。最晩年まで、その高座を追いかけ続けた著者だからこそ書ける談志論、そして名演ガイド。若い落語ファンにも、“談志嫌い”にもお勧めしたい、増補決定版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tharaud
4
談志ほどたくさんの映像や録音が残されている落語家もいないだろう。昭和の名人たちから談志がネタをどう受け継いだかまで知ることができる最良のガイド。最近はAudibleでたくさん聞けるので、とても参考になる。2023/08/13
へいがぁ
3
労作であることは間違いありません。談志は落語と闘い続けた人だと思います。2016/09/10
yoshiakikushida
0
あのときの高座とこのときのこうさはこんな風にちがう、みたいなのが面白くさすがの深い洞察だった。また小三治、円楽にも言及しそれぞれのよさがより際立つ。2017/11/25
キューピーハニー
0
実際に動画を見ながら本を読んでいた為、完読するのに半年くらいかかりました。やはり素晴らしい。女性の所作や艶やかさを演じたら天下一品です。生の高座を見れなかったのが非常に残念です。2017/01/28
よだみな
0
本書にある全盛期になって初めて談志の落語を生で聞いた。貴重な時間であったのだな。助かるガイドであった。2016/10/04