イノベーションの歴史[固定版面]

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イノベーションの歴史[固定版面]

  • 著者名:橘川武郎
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 有斐閣(2020/01発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784641165526

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内容説明

イノベーションの担い手となった27名の革新的企業家に光を当て,その活動が経済発展を導き出してきたダイナミックな流れをとらえる,新しいタイプのテキスト。企業家が繰り広げた革新的活動に注目しつつ,経営史を学ぶ意義と面白さを存分に語り尽くす。

目次

はじめに イノベーションとは何か──シュンペーターとカーズナーとクリステンセン
第1部 ブレークスルー・イノベーションの時代
 概観1:江戸時代
ケース1:鴻池善右衛門/ケース2:三井高利/ケース3:中井源左衛門
 論点1:アーリーモダンかプリモダンか
 概観2:幕末開港から日露戦後まで
ケース4:中上川彦次郎/ケース5:岩崎弥太郎・岩崎弥之助/ケース6:安田善次郎・浅野総一郎/ケース7:渋沢栄一
 論点2:なぜ早期に離陸できたか──「最初の後発国工業化」の要件
第2部 インクリメンタル・イノベーションの時代
 概観3:第一次世界大戦から1980年代まで
ケース8:小林一三/ケース9:松永安左エ門/ケース10:二代鈴木三郎助/ケース11:豊田喜一郎/ケース12:野口遵・鮎川義介/ケース13:出光佐三/ケース14:西山弥太郎/ケース15:松下幸之助/ケース16:井深大・盛田昭夫・本田宗一郎・藤沢武夫/ケース17:土光敏夫
 論点3:なぜ長期にわたり成長できたか──キャッチアップと内需主導
第3部 二つのイノベーションに挟撃された時代
 概観4:1990年代以降
ケース18:稲盛和夫/ケース19:鈴木敏文/ケース20:柳井正・孫正義
 論点4:なぜ失速したか──ICT革命と「破壊的イノベーション」
おわりに イノベーションの再生──「2正面作戦」のための条件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おせきはん

23
日本におけるイノベーションの歴史を江戸時代に遡ってひも解いています。技術よりも経営者そのものに焦点を当てています。かつては多くの日本企業がニーズに応えることで成長してきましたが、今後は成長のために今まで以上に世界に目を向けてニーズを先取りすることが期待されます。成長のための投資を抑制気味の現状から一歩踏み出す勇気が求められていると感じました。2021/12/31

ジコボー

7
凄く勉強になりました。イノベーションには3種類あります。革新的、累進的で連続的、そして破壊的。日本型経営が得意としていたのは累進的で連続的なインクリメンタル・イノベーション。長期的視野を持ち改善を繰り返す手法で、後発優位なものです。バブル崩壊後、情報通信技術革新のブレークスルー・イノベーションと、低価格高品質の破壊的イノベーションの挟撃により衰退してしまいます。本書では日本企業の復活には投資抑制メカニズムの克服が重要と言っています。経費削減だけでなく、企業を成長させるには資産増大と資本投入が絶対条件です。2020/01/12

Go Extreme

2
イノベーションとは何か─シュンペーターとカーズナーとクリステンセン ブレークスルー・イノベーションの時代: 江戸時代 アーリーモダンかプリモダンか 幕末開港から日露戦後まで なぜ早期に離陸できたか─最初の後発国工業化の要件 インクリメンタル・イノベーションの時代: 第一次世界大戦から1980年代まで なぜ長期にわたり成長できたか─キャッチアップと内需主導 二つのイノベーションに挟撃された時代: 1990年代以降 なぜ失速したか─ICT革命と破壊的イノベーション イノベーションの再生─2正面作戦のための条件2022/06/30

Go Extreme

1
https://claude.ai/public/artifacts/7e9591d9-0a68-4a10-83a5-b11c872365bd 2025/06/30

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