内容説明
坂本龍馬を愛し、支えた寺田屋お登勢、お龍(りょう)。桂小五郎と恋した勤皇芸者の幾松。富岡鉄斎の師であり多くの若者に敬愛された大田垣蓮月……。幕末・維新期は、志士だけでなく、女性の活躍が目覚しい時代でもあった。動乱の世をたくましく果敢に凛々(りり)しく生き、近代日本の礎を男とともに築き上げた、女の群像を描く。幕末をひたむきに生きた女たちの愛と志を活写!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaoriction@本読み&感想 復活の途上
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東京オリンピック招致プレゼンのごとく、リレーのように紡がれてゆく幕末維新、動乱の世。大田垣蓮月尼とその弟子 富岡鉄斎を基盤に、坂本龍馬にお登勢、お龍。桂小五郎、幾松。新撰組に松平容保など様々な人生が交差する。登場人物が多く一人一人を描き切れていないが、この動乱の時代の流れや人物、背景を知るにはよいかも。岩倉具視と尊王婆さん・多勢子とのやり取りが爽快。近代日本の礎を築き上げた男たちの陰には女のチカラなのだなぁ。でも、もう少しその女たちにページを割いてほしかったな。蠢く志士や男たちの陰で夜明けを待つ女たちを。2013/09/10
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蓮月尼を中心に寺田屋お登勢,龍馬の妻となるお龍などが登場して,幕末期に若い志士の命を救おうと奔走する姿が描かれています.当時の女性は男社会の影でじっと耐えているというイメージを持っていましたが,この本を読んで変りました. 登場する女性たちそれぞれの生き方や心の動きにもう少しページを割いて欲しいと感じました.2013/06/16
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