内容説明
激辛評論家誕生の「秘密」がここにある! ――生涯の師と仰ぐ久野収と『現代日本の思想』で出会い、『斜陽』の太宰治に人間のプライドを考えさせられ、『聞書アラカン一代』で嵐寛寿郎の心意気に共鳴する――。博覧強記にして反骨精神の塊のような「激辛評論家」はどのようにして生まれたのか? その読書遍歴を振り返るエッセイに、名著がズラリと並ぶ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
112
佐高さんご自身を形作ってきた本を紹介してくれています。題名通りの本で100冊の本を自分が感じたことやそのエッセンスをうまく書かれていて読みたくなります。私が読んでしまった重複している本もあるのですが、このようなところをよく読んでいるのだなあと別の見方なども教えてくれます。私にはいい本だと思います。2016/01/14
スイ
8
面白かった! それぞれの作品の背景から佐高氏がその本の何に魅かれたのかまで、短い中にぎゅぎゅっと書き込まれていて、興味を引かれないところがない。 読みたいリストが一気に長くなった。2021/06/29
t_hirosaki(t_hirosaki)
3
一度だけ佐高信の公演を拝聴したことがある。噂に違わぬ辛口で時の第一次安倍政権を批判していたところ、右寄りらしき聴衆の一人が「もっと正しい話をせえ!!」と叫び始めた。佐高氏は一瞬言葉を切った後で彼を馬鹿にしたような一言を述べ、何事もなかったかのように本題に戻った。そんな記憶があるもんだからすげえ厳しい人なんかと思ってたら、この本で紹介されているのは小説だったり詩集だったり意外とソフトなものが多い。意外に感じると同時に、記憶の中の厳しい物言いの氏に対して、数年越しの親近感を覚えてしまった2013/01/24
sasha
1
凄い読書量だが、真似しても佐高氏になれる訳でもなし。積読の量なら負けないかもだが、そんなことで買ってもなぁ。2011/10/02
夢仙人
0
参考になった。2018/01/28
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