内容説明
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世界中を旅して犬や猫の写真を撮影している著者の、猫のベストショット写真+エッセイ集。猫を愛してやまない人、「旅猫」したい人必携。――考えるだけで、胸が熱くなる。姿を見かけると、もう堪らない。背中やしっぽに触ったら最後、忘れられないよ……。猫はただそこにいる。なのに、なぜ、こんなに愛しいのだろう。世界中を旅する著者が、20年にわたって撮りためた、53ヵ国、105の町や村の猫たち。瑞々しい言葉を織り込んだ、フォトエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
352
昨今、猫写真家といえば岩合光昭氏が引っ張りだこの人気だが、新美敬子さんも大健闘。というか、こちらの方がむしろ元祖か。これまでに53冊におよぶ犬猫本を出している。本書ではヨーロッパ、アラブ世界からオセアニア、北米、カリブ、そしてアジアと文字通り「世界旅猫」尽くし。巻頭カラーではニューカレドニアの白猫の色っぽさが絶妙。また、篇中では、子どもに抱きかかえられる猫を撮ったものが数葉あるが、いずれもこんな写真を撮ってみたいと思わせるようなもの。とりわけ、ウズベキスタンのなどは風土感もたっぷりだ。2019/03/30
lonesome
53
ええわあ。やっぱり、世界中猫はどこの国の猫でも猫は猫。人に寄り添う猫も抱き抱えられてる猫も、猫同士や犬と戯れている猫も、何かを見つめる視線やカメラに向けるその表情やしぐさはどこか誇らしげだ。思うに、彼や彼女たちは(オカマちゃんも)自分の役割をわかっていて、人間に求められていることを感じて自信を持って生きてるからこんなにも愛くるしかったり凛とした顔をしてるのかな。なんて言ったらにゃんこたちには「ただ自分がしたいことをしてるだけだぜ」って言われちゃうかな。笑。モロッコのカップル猫も素敵!2016/04/11
kaizen@名古屋de朝活読書会
33
岩合さんの猫写真が好きでした。 気軽にゆったりと見られるからです。 新美さんの猫写真も、力を抜いてみられるので好きです。 猫のきもち と 猫好きの人のきもち の 両方の視線を、 写真に納めている感じです。 世界の風景、雰囲気の中で、 猫は、どこへいっても猫だということを気づかさせてくれます。2013/04/21
宇宙猫
30
★★★★ ”とび猫”や”のせ猫”も可愛いけれど、普段の猫の姿も素敵。そんな本でした。2016/04/11
むぎじる
21
世界中、今この時、たくさんの人が猫と戯れている。それを想うだけで、何でだろうか、とても癒される。この写真集を見ていると、どの国に行っても、きっと同じ価値観を持った人がいることを感じ安心してしまう。2015/09/04