内容説明
イラン事変、ゴーン騒動、ヤバすぎる世界情勢の中、米英中露韓が仕掛ける東アジア諜報戦線の実態を徹底取材!
「007」で知られるMI6の元幹部スパイをはじめ世界100人のインテリジェンスへの取材で解き明かす、日本の日常生活を脅かすさまざまなリスク!
取り残されるな、日本人!!
第一章 あまりに脆弱な日本のインテリジェンス――なぜ日本にMI6が必要なのか
第二章 MI6と日本との交わりと、日本での活動と実態
第三章 知られざるMI6の実力とその諜報力
第四章 CIAの力と脆さ
第五章 暗躍する恐るべき国際スパイ モサド、そして中露へ
第六章 日本を襲うデジタル時代のサイバーインテリジェンス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りらこ
19
この本を書いている時は新型コロナウィルスによる今のような状況は、起きていなかったのではないかと思うが、こんな状況になっている今だからこそインテリジェンスの暗躍があるのではないだろうか。それにしても日本は内調があるとはいえ、忖度して仕事してそうだし、違うならすみませんけれど。佐藤優さんの本ももっと読んで色々知りたい。#Netgalley2020/02/17
Marcel Proust
7
世界の国々を見渡しても、独自の情報機関を持ち世界中にその国の諜報員が活動している事は「公然の秘密」である。代表例としてアメリカのCIAやロシアのSVR・FSBやイギリスのMI6などが挙げられる。では、日本はどうだろうか。少なくとも公式には本格的な情報機関は存在せず、スパイ防止法も存在しない。著者はMI6の元諜報員に取材し、各国の情報機関の比較や、日本では語られない諜報機関のリアルを描いている。また、諜報活動の最前線がサイバー攻撃に移っており、スマホやインターネットの「利便性」が攻撃を招く実態も描いている。2023/12/19
Tomitakeya
5
諜報機関は秘密なのだ。何をしているか見えないのだ。通信技術の進歩によって情報が盗まれていることにすら気が付かない。時折ニュースになるのはスパイの世界では事故なのだ。誰も何が起こっているか分からない。その知らない間に全てが動いているのだ。ここに書かれていることを信じるならば、スパイ組織の世界と日本の差は大きすぎる。何も誰も信用しないのが諜報組織の鉄則らしい。とても自分には務まらない。2020/03/28
カツ丼
4
日本はNSCの発足で国内情報は省庁間の縦割り弊害がなくなったものの、海外との情報関係では無防備で、国民を守ることができない。諜報活動では同盟国同士でも情報は共有しない。むしろ、スパイ活動さえされている。グローバル化社会では外国人がどこにいても違和感なく、IT化社会ではハッキング対策も重要だ。2024/06/01
せきも
4
諜報活動に関しては日本はかなり遅れているという事ですね。特に今はサイバーインテリジェンスへの対策が急務だという事がよく分かりました。ゼロトラストという言葉が印象に残りましたね。2020/02/09
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