内容説明
アメリカかぶれの探偵×旧華族のお嬢様
異色のコンビが南信州の鉄道計画を巡る
不可解殺人の真相を追う!
鉄道会社の現役社員で
ドラマ化された『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』、
大阪ほんま本大賞受賞作『阪堺電車177号の追憶』の
著者が描く鉄道ミステリー
鉄道建設の陳情で長野の山あいの村から上京中の村会議員が殺害され、裏金が奪われた。
目撃談も証拠も得られず警察が頼ったのは、
人気推理小説家でアメリカかぶれの探偵・城之内和樹と
助手で旧華族のお嬢様・奥平真優。
村へ向かった二人を待ち受けていたのは、鉄道計画を巡り対立する村民、
開発に群がる人々、そして新たな事件だった。
型にはまらない二人の大胆行動と推理で、村に潜む闇に迫る!
謎に次ぐ謎、鮮やかな推理、あふれる旅情。
注目作家・山本巧次の一気読みミステリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
87
鉄道系好きなのでお初の作家さんだけど手に取りました、時代は昭和まだ戦争の影響が色濃く残る時代、南信州も村から東京の代議士に会見に来た議員が殺された、推理作家と編集者、そして元華族のお嬢様が村へ聞き込みに行くことになる、鉄道の利権、駅の誘致、観光開発とこもごもの問題が起きていた、しかし政治家というのは昔からこんなもんだったのね、鉄道ミステリーではないがお嬢様のキャラも意外で面白かった。飯田という実際の地名は出てくるがこの村がどの辺なのか地図を見ながら探してみた。2020/07/02
雪紫
54
あら、以前読んだ「開化鐵道探偵」とは別の話か。メインは鉄道が出来るか出来ないかの対立問題なので、鉄道要素はないのに、不思議と鉄道ミステリな感覚で何処かノスタルジーを感じる。そのせいで最後の物悲しさが引き立つというか・・・。土地を売らない理由、てっきりミステリ読みの悪癖が考えるあれだと思ってたよ・・・。探偵城之内のところどころのアメリカ被れアピールより、むしろ真優お嬢様のキャラが立ってるのは気のせい?2021/11/02
雅
52
鉄道誘致が要素の1つではあるけれど、それよりも人の執念なんかが描かれている。探偵役が動き回る古典的なミステリー作品でした。 2024/06/29
nemuro
52
図書館本。初遭遇の作家。帯には「謎に次ぐ謎、鮮やかな推理、あふれる旅情。注目作家・山本巧次の一気読みミステリー!」とあった。描かれているのは伝説の編集者が令和の現在に語る戦後間もない頃の南信州の鉄道計画を巡る不可解殺人事件。アメリカかぶれ探偵・城之内和樹と旧華族のお嬢様・奥平真優の活躍である。一気読みとはならず、しかしじっくりと堪能。本棚には『阪堺電車177号の追憶』などの3冊もあるのでいずれ。ところでこの日(3月12日)の読了は本書で4冊目。多数の本を並行して読んでいるとこんな瞬間も訪れるのかと驚いた。2021/03/12
rosetta
29
★★★☆☆戦争の記憶もまだ残る昭和30年代初期。元華族の敷地に住む売れっ子推理作家が屋敷の主人に頼まれ元領地だった長野の村の事件を探る。鉄道敷設計画がたった2つの村が合併したそこでは旧集落のどちらに駅を作るかで対立していた。一方の集落の有力者の村会議員が村長らとともに東京に陳情に来て殺され献金の為に用意していた大金もなくなっていた…まあ、本文中にもある通り地味な話。面白いとか面白くないとか言えば、小説として不出来という意味ではなく大して面白くない。時代の雰囲気を感じられる所だけは評価したいと思うが。2020/03/09
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