岩波新書<br> 生きのびるマンション 〈二つの老い〉をこえて

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岩波新書
生きのびるマンション 〈二つの老い〉をこえて

  • 著者名:山岡淳一郎
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 岩波書店(2020/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004317906

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内容説明

建物の欠陥、修繕積立金をめぐるトラブル、維持管理ノウハウのないタワマン……。さまざまな課題がとりまくなか、住民の高齢化と建物の老朽化という「二つの老い」がマンションを直撃している。廃墟化したマンションが出現する一方、住民たちの努力でコミュニティを作り、資産価値を高めた例も。何が明暗を分けたのか。豊富な取材例から考える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

66
維持管理のヒントになるかと思い購読。やはりどこも修繕費などの話は一致点を見るのが難しいようだ。こちらも理論武装できるだけの知識は身につけておかないといけない。2019/08/29

りょうみや

23
スラム化、大規模修繕、建て替え、タワーマンションの乱立などいくつかの事例からマンションの厄介な面を浮かび上がらせる。自分もマンション住まいなのでそこに当てはめながら読んでいく。専門用語が多様され読みづらい面もある。 マンションは小から中程度の村なので、その住民層と管理組合の運営で生きのびれるかどうかが決まる。コミュニティが大事という結論になるのだが、そこは戸建ての集まりも一緒だと思う。2023/03/30

wiki

23
少子高齢化という人口オーナスの国たる日本にとって、この問題は既成のあり方を抜本的に変えるべき事を明示しており、最早待った無しの状況にある事を語る。人口減少の未来など推移を見ておればもっと早く知れただろう、などと過去の為政者に文句を言っても始まらないのである。本書にある如く、結局は責任を持たない、もしくは持つ力のない政府やデベロッパーであるから、管理組合、ひいては国民個人がそれぞれにおいて聡明になるべきであるが、その道もひとかたならない。だが、難産の先に光明も無いではない事を本書は事例を持って指し示す。2019/10/24

なにょう

22
教養・学術の岩波書店という感じだが、この本は実録物という感じがする。それもそのはず『AERA』とか『週刊東洋経済』などへの連載をもとに書き下ろしたそう。事実は小説より奇なり。★「忙しい、専門家に任せとけ、素人の出る幕やない」自分ちの中を大切にするのは当然だが、どうしてうちの外には気を配らない?共同住宅の維持管理について。★マンション・共有住宅を所有する人、関わる人はぜひ一読を。問題の提起のみならず、解決及びその経緯もまた詳細に記述されてあるのがいい。2021/05/24

mazda

13
結局、管理組合という人のつながりが大切だということで、見た目とか内装なんてどうでもいい、ということかと。暴動も起きずに建て替えができると、ロシアの国営テレビがインタビューに来るそうです。暴動なしで建て替えなし、ということでしょうか。2021/10/25

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